《二戸》人物紹介『第3の人生を“りんご”と共に歩む 近藤弘樹さん』

ページ番号2000264  更新日 令和2年11月1日

印刷大きな文字で印刷

冬恋ブランド県内一の産地である二戸より、今年からりんご栽培の1年生となった近藤弘樹さん(46歳)を紹介します。

りんごの栽培面積は3.3haで、労力は父、母、本人の3人です。実家に住むのは中学卒業以来なので、実に30年ぶりとのことです。

弘樹さんは、中学卒業後、盛岡の高校、関東の大学へ進学しました。もともと体を動かすことが大好きなので、高校では野球、大学ではラグビーに没頭しました。特にも大学時代にはラグビーの虜になってしまい、1年間休学し、ラグビー大国ニュージーランドへ単身渡り、Massey大学に通いながら地元クラブチームでプレーするなど、驚きの行動力を持っています。

大学卒業後は種苗会社へ就職し、中部地区、東北地区の野菜・花き農家を飛び回る営業マンとして、仙台を拠点に約15年間勤務しました。そんな中、東日本大震災に遭い、目の前で起きたことに何も考えられずに立ち止まる人をたくさん見てきました。不測の事態でも考えることを諦めることなく、前向きに生きていけるように、無限の可能性を秘めた子供たちと一緒に、答えのない問題について学んでいきたいと思い、第2の人生として教員を目指しました。教員免許は、働きながら通信教育で取得し、石巻市で1年間、仙台市で5年間、小学校の教員を務めました。

自分の行動に対して、子供たちだけではなく、周りの大人にもあこがれや興味関心をもってもらうことを大切に考えて生きてきました。仙台在住時も、10~11月のりんご収穫期には毎週二戸に戻ってきていました。そして、今年から第3の人生として、大好きなりんごを介して、農業の魅力をどんどん発信していきたいと考えています。

ちなみに、妻と3人の子供たちは仙台に住んでおり、単身赴任での農業です。末っ子は小学校3年生なので、しばらくは単身赴任が続きそうです。普及センターの同級生も応援しています・・・がんばれ・・・

写真1

写真2

(文:二戸農業改良普及センター)

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

二戸農業改良普及センター
〒028-6103 岩手県二戸市石切所字荷渡6-3
電話番号:0195-23-9208 ファクス番号:0195-23-9387
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。