《盛岡》 人物紹介 産直の主力生産者、中村幸記さんを紹介します!

ページ番号2012246  更新日 令和7年11月19日

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 盛岡市の果樹園が立ち並ぶ地域。盛岡市・門。その一角に、中村さんの経営するりんご園ほ場があります。

 今回ご紹介する中村幸記(こうき)さんは農業を営んできた家系に生まれ、現在は1人でりんごを栽培しています。園地の総面積は2ヘクタールあり、繁忙期は双子のお兄さんに手伝ってもらいながら作業をしています。

 園地を訪れた筆者は、その景観の美しさに圧倒されました。紅葉で色づく山間に、赤や黄色のりんごの実がたわわに実っています。そして、一定間隔で爆音機の音が聞こえてきて、どうやら、中村さんのりんごの味を熟知しているのは人間だけではないようです。電気柵も巡らせて獣害対策をされていました。

 現在栽培されている品種はふじを中心に、はるかなど約10種類栽培しています。また、今年は「大夢(おおゆめ)」という品種を初出荷しました。大夢は岩手県のオリジナル品種で、宮古市を中心に栽培されており、震災復興のシンボルとも言われています。

 出荷先は矢巾町にある「下北産直およれんせ」がほとんどとのこと。同産直での主力農産物の1つが中村さんのりんごだと伺いました。

 丁度取材日の前日まで、2日間に渡り産直の感謝祭が行われていましたが、中村さんは詰め放題形式によるりんご販売を行いました。中でも印象的だったことは、初日に購入したお客様が翌日も買いに来てくださり、「美味しかったからまた来たよ」と声をかけてくださったことだそうです。この瞬間が農業の醍醐味だと語ってくれました。

 将来の展望を伺うと、この先もずっと、2ヘクタールの果樹園を維持して農業を続けていくことだと話してくれた中村さん。取材に駆けつけてくださった産直理事の佐々木さんも目を細めていました。そんな中村さんの今後の活躍に目が離せません。

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談笑する中村さん(左)と産直理事の佐々木さん
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中村さんのりんごのお求めは、下北産直およれんせまで!!

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