中心部都市公園に 花と農産物の産直がOPEN! 《盛岡》産直記事 Mfarm(エム ファーム)
コンセプトも新たな産直
盛岡市中心部の本宮エリアにある中央公園一帯では、現在、公募設置管理制度(注)を活用した新しいカタチの都市公園として、芝生公園、保育園、飲食店、体験学習施設などの整備が進められています。
Mfarmは、その公園エリアの一角に令和3年6月にオープンしました。産直・園芸の店として、多彩な食材と緑の癒し空間が出迎えてくれます。
農畜産物の並ぶ明るい産直コーナー
店舗の外にも広がる園芸コーナー
取り扱う地域特産品にこだわりあり
Mfarmでは、地元盛岡市で生産された農畜産物をメインに取り扱っています。数ある商品の中で今回紹介するのは、盛岡産はちみつ、アロニア加工品、温泉地熱栽培トマトです。
はちみつコーナーには、複数生産者の盛岡産はちみつの商品がズラリと並びます。「これだけのおいしいはちみつが、こんな近場で買えるのは嬉しい」と、お客様にも大変好評です。どうぞ、売り切れる前にお買い求めください。
種類・サイズを選ぶのも楽しい盛岡産はちみつのコーナー
盛岡市砂子沢産のアロニア栽培は、平成16年から地域をあげて取り組まれてきました。新規事業者によって、令和2年に、これまでの常識を覆す新しい食べ方として「アロニア甘酒」「スムージーキット」が考案され、新発売となりました。新商品は各方面で話題となり、苦くて酸っぱいイメージだったアロニアが、再び脚光を浴びています。
そして、つなぎ温泉の源泉を活用したハウス栽培のトマト、ミニトマトも、新たな取り組みによるものです。源泉の熱を利用し、ハウス内で栽培されるため、寒い冬でも燃料や電気を使わずに温度管理ができるため、安定した品質のトマト、ミニトマトが収穫できます。エコなうえ、一年をとおして地場産トマトが買えることから、お客様からも喜ばれています。
新発想のアロニア加工品(左)と地熱利用栽培のトマト、ミニトマト(右)
苦労の船出と抱える課題
産直店舗は、オープン直前、ウッドショックの影響を受けて開店が2ヶ月遅れました。これにより、当初見込んでいた4~5月の花き類が販売できず、苦難を乗り越えての船出となりました。また、エリア内では、景観統一の管理のため看板やのぼり旗の設置ができないという制限があります。そのため、恵まれた立地にありながら、お客様から店舗の場所の問い合わせを受けることが少なくなく、集客が課題です。
現在は、中央公園内の保育園を利用する保護者や、飲食棟の利用者が多く立ち寄ってくれていますが、エリア内の他の施設が完成したら、もっと多くのお客様が店舗を訪れてくれるのではと期待しています。
植物の手入れも得意なスタッフの皆さん
店長兼産直マネージャーの三浦さん
Mfarmならではの店づくりを目指して
三浦店長にこだわりをお聞きすると、「他の産直やスーパーでは販売していないような、この店だけの商品を揃えていきたい。「Mfarmでなら買える」と言ってもらえる品揃え、店づくりを目指しています」と返ってきました。
園芸コーナーには、切り花、鉢植えはもちろん、ドライフラワー、小物グッズなども豊富で、「映える」商品が多数あります。中央公園に遊びに来た際には、ぜひお立ち寄りください!
景観統一のためシンプルな木造平屋の産直店舗
注)公募設置管理制度とは、都市公園において飲食店、売店等の公園施設(公募対象公園施設)の設置又は管理を行う民間事業者を、公募により選定する手続きです。事業者が設置する施設から得られる収益を公園整備に還元することを条件に、事業者には都市公園法の特例措置がインセンティブとして適用されます。
(文:盛岡農業改良普及センター)
出荷者数 |
86組(個人、法人含む) |
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住所 |
盛岡市本宮字荒屋101 |
電話/ファクス |
019-681-4288、 (ファクス)019-681-4289 |
HP |
https://www.instagram.com/mfarm_morioka/ |
営業時間 |
9時00分~18時00分(木曜定休) |
主な商品 |
米、野菜、果物、花き類、菌茸・山菜類、魚介類、加工品、野菜・花苗、工芸品 |
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このページに関するお問い合わせ
盛岡農業改良普及センター
〒020-0023 岩手県盛岡市内丸11-1
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