《盛岡》人物紹介「酪農を極めて、家族と地域を守る」

ページ番号2000199  更新日 令和2年7月27日

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盛岡市から、高橋潤生さんご家族を紹介します。高橋さんご家族が暮らす門前寺は盛岡市の北東部に位置し、田んぼや畑に囲まれた自然豊かな農村です。

潤生さんは高校卒業後、いったんは実家を離れていましたが、農業への想いが強くなり、実家に戻り飼料の運搬業務を3、4年行いながら、実家の酪農経営を継ぐ準備をしました。

ちょうどその頃、友人の紹介で知り合った瑛里さんと結婚、平成27年、長男陸くんが誕生、平成29年には次男の咲くんが誕生し、一気ににぎやかになった高橋家。現在は、子育てや牛の飼養管理や飼料作物の栽培に忙しく時間がとれないとのことですが、子育てがひと段落したら、ゆっくりと旅行に行きたいと考えています。

潤生さんがお父さんから経営を引き継いで3年がたった平成30年、クラスター事業にて牛舎整備を行うことを決心。クラスター事業は地域のモデルとなるもので、プレッシャーが大きかったと話しますが、規模拡大後の牛の状態も良く、乳量・乳質ともに安定しています。これは施設整備だけでなく、営農指導員や先輩農家等の教えに耳を傾けながら、飼料給与や搾乳衛生の技術向上に実直に取り組んできた成果です。そして「去年から夫婦二人で一緒に農業ができている。二人で楽しい酪農経営にしたい。」「将来は弟達も加えた大きな家族経営とし、地域の農地の受け皿になることも考えたい。」と言う潤生さんの目には、現状に飽き足らず、常に上を目指す強い意志が感じられます。

夕方の給餌・搾乳作業中は、保育園から帰ってきたお子さん達も牛舎で過ごします。「夫婦が楽しく酪農をしている背中を見て育って欲しい。子供が酪農をやりたいと言ったら応援したい。」と言う潤生さん。自然いっぱいの環境の中、夫婦で力を合わせながら、子育てに仕事に、そして地域を明るくしていくことでしょう。

(盛岡農業改良普及センター)

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