《盛岡》 ~えっ!?追肥に動散背負わなくていいの!?~ 水稲の省力的追肥実証スタート~

ページ番号2011940  更新日 令和7年7月25日

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 水稲の収量や品質を確保するうえで追肥は非常に重要な作業の一つで、近年、課題となっている高温障害(白未熟粒や胴割粒の発生による品質低下)に対しても有効な技術とされています。

 しかしながら、追肥は粒状肥料を動力散粒機でほ場に散布するのが一般的で、労働負担が大きいため、ほ場の大区画化や経営規模の拡大が進むにつれ省略されてきている現状です。

 この度、追肥作業の労力軽減と省力化を図るために、「ドローンによる液肥葉面散布」、「ドローンによる粒状肥料散布」、「流し込み追肥」の3つの技術の実証を開始しました。

 7月14日に紫波町内のほ場おいて、関係機関立ち合いのもと追肥作業を実施しました。作業を担当した農家は、「ドローン追肥も流し込み追肥もすごく楽。これだったら追肥をやってもいいと思える。」と軽労化の効果を実感していました。

 今後、追肥方法ごとに効果を検証した上で、普及を図る予定です。「動散を背負わない追肥」がまもなく実現します!

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ドローン追肥専用の液体肥料
1.6倍希釈の超高濃度散布でも、肥料焼けが生じにくい
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ドローンによる液肥散布
一度の飛行(10L搭載)10分程度で約20~30aの追肥作業が可能

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