《盛岡》 施設きゅうりにおける低コスト環境制御と防虫対策の実証が始まりました

ページ番号2011846  更新日 令和7年6月26日

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 管内の施設きゅうりでは、他品目と比較して低コスト環境制御技術の導入が進んでおらず、省力化や安定多収を実現するための普及が課題となっています。こうした背景を受け、令和4年度から実証圃を設置し、普及センターでは導入促進に向けた取組を継続してきました。しかし令和5年度以降、難防除害虫「タバココナジラミ」の多発により環境制御の増収効果が発揮されず、目標単収に届かないなど安定生産が課題となっていました。

 そこで今年度は、低コスト環境制御技術に加え、新たに発売され、防除効果が期待されている黒色防虫ネットを組み合わせた実証を開始しました。技術実証では、草勢確保を目的にミスト施用の時期や設定の見直しを進めるほか、防虫ネットの設置による害虫抑制効果や生育への影響についても検証していく予定です。

 普及センターは、生産者が生育調査などを自ら記録・分析し、管理に活用できるよう自律的な支援を行うとともに、今後も関係機関と連携し、防虫対策と環境制御の技術定着を図ることで、管内への安定生産技術の普及拡大を目指していきます。

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黒色防虫ネットの展張の様子。照度等のハウス内環境や生育への影響を調査予定。
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生産者とともに生育調査の実施方法、分析方法について確認しました。

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