《盛岡》 新たなIoT発情検知システム実証を開始!-乳用育成牛の発情早期発見に向けて-
盛岡農業改良普及センターでは、5月29日から滝沢市の相の沢牧野において、盛岡地方農業農村振興協議会の事業を活用し、新たな発情検知システムの実証を開始しました。
乳用育成牛が放牧される公共牧場では、牛が健康に過ごすとともに、将来、生乳を生産するために、発情を見つけて人工授精を行い、子牛を産む必要があります。それには、広い放牧地にいる多数の牛を、限られた人員で1頭1頭観察し発情を発見する必要がありますが、それに割ける時間・労力は限られているのが現状でした。
そこで、昨年、発売された新たな発情検知システムである「Heat Switch(ライブストックジャパン株式会社製)」を活用することを考えました。「Heat Switch」は、発情の兆候のひとつである乗りあい行動があったときに、牛の背の後方部に装着したセンサーのボタンが上に乗っかる牛の腹によって押されると、その感知データがスマートフォンアプリに送信されるものです。今回の実証では、発情が始まる約10か月齢の乳用育成牛7頭にセンサーを装着しました。
今後、人の見回り時間外での検知など、発情の早期発見ができるか確認していく予定です。


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