《盛岡》 トマト栽培にデータを活かして単収向上を!―データ駆動型農業実践研修会(第1回)を開催しました―
盛岡農業改良普及センターは、盛岡地方農業農村振興協議会と盛岡地域環境制御研究会とともに、今年度、トマト農家を対象とした「データ駆動型農業実践研修会」を開催します。植物生理の理論と気象・生育データに基づく栽培管理を実践する農業者を育成することを目的に、農業データ活用に関するサービス提供を行うテラスマイル株式会社の生駒祐一代表取締役を講師に招き、3回シリーズで講義・演習を行うものです。こうした取組は、管内では初めての試みです。
5月27日、「トマト類の生態と気象データの理解で変わる栽培管理」をテーマに初回の研修会を開催しました。始めに、生駒氏から、気象データが生育や果実に及ぼす影響について、具体的なデータや事例を交えて解説したほか、「引き算思考」により栽培を振り返り、減収要因の抽出を行いました。その後、近年の気象データに基づく時期別の栽培管理法についてワークショップ形式で検討・整理し、「未来の栽培暦」の作成に取り組みました。参加者からは「データをもとに過去の栽培を振り返ると思い当たることがたくさんあった」「次回もぜひ参加したい」との声が寄せられました。
6月には、「高単価時の収量確保」をテーマに第2回研修会を開催します。普及センターでは、今後も、農業者の収益向上に向けた各種支援を行っていきます。

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