《盛岡》 軽労な追肥「流し込み追肥」で環境保全~紫波地域グリーンな栽培体系推進協議会~
近年、水稲の栽培では、追肥を省略できる「肥効調節型肥料(一発肥料)」が広く使用されていますが、プラスチック被覆肥料が配合されているため、肥料殻が圃場から流出し、環境汚染の一因となるとして問題視されるようになっています。
そこで、紫波地域グリーンな栽培体系推進協議会(伊藤正之会長)では、プラスチック被膜肥料を使用しない「流し込み追肥」を取り入れた栽培体系について検証を行っています。
7月11日に実施した追肥作業では、10筆、約3haのほ場の追肥を約1時間で終え、担当農家は「重い機械を背負っての追肥はできないが、この方法ならやれる」と軽労性を評価していました。
その後、7/17にドローン空撮での葉色診断を行ったところ、均一に肥料がいきわたっていることが確認できました。
同協議会では、軽労的で環境にやさしい「流し込み追肥」の普及に取り組んでいきます。

網袋に肥料を入れて、水口の設置し入水する

葉色のムラがなく均一な葉色となっている
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