《盛岡》農大生と盛岡地域農業関係者が懇談会を開催

　盛岡農業改良普及センターでは毎年度、県立農業大学校の学生と地域農業関係者との懇談会を開催しています。本年度は、7月29日に3名の農大生を迎え、滝沢市と盛岡市を会場に2か所の現地研修と、管内市町・JAを交えた意見交換を行いました。
　酪農と和牛繁殖経営の鈴木稔氏（県農業農村指導士）からは、最近の取り組みに加え、「今までの分析から目標を立て、その達成に向けた計画と戦略を持つことが大切」といった経営の姿勢をお話しいただきました。農地に建つカフェ「mi cafe」の店主である松本直子氏からは、自家の二つの強み（おいしい農産物と畑からの素晴らしい眺望）を活かせるカフェ経営の夢を10年かけて実現したお話等を伺いました。関係機関からは、就農支援に係る事業や就農に役立つ資格等が紹介されました。
　懇談会を通じて学生は刺激を受け、農業への興味が高まったようです。普及センターでは、今後も学生が農業に関わる仕事や地域の担い手として活躍していけるよう支援していきます。

 

8台のトンネル換気で風が通る鈴木氏の牛舎を見学。

「mi cafe」にて、松本氏から試食品の説明を受ける学生。