《盛岡》正しい野生獣被害対策で収量ガッチリ

ページ番号2004143  更新日 令和3年11月16日

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 盛岡農業改良普及センターでは、認定新規就農者等を対象に、経営上での諸課題改善支援のために、11月10日、盛岡市内の果樹園を会場に「農業経営向上研修会」を開催しました。
 24名が参加した今回は、シカやクマ、ハクビシンなどの食害による農作物の減収や苗木枯死などの現状を受け、野生獣被害防止対策についての研修を実施しました。
 初めに先輩農業者からウサギやネズミ、シカ等による被害の実態と対策事例を紹介してもらいました。
 次に、当センターから対策の基礎知識についての講義と実演を行いました。講義では、「口承される噂話の対策に惑わされないこと。対策の要は、効果とその持続性や適切なコスト、設置や管理の容易さ等であること。」を説明。実演では、電気柵の適切な段数や獣に応じた地上からの高さ確認、ワイヤーのたるみ改善、漏電チェック方法等について現地で確認しました。
 参加者からは、「目先のコストに左右され安易な対策をするのではなく、長期的な視点で最初から正しく電気柵を設置することが効果的な対策であると分かった。自分の地域にもしっかり伝えたい。」との声があり、有意義な研修会となりました。

写真1

写真1 獣被害対策は、ピンク色などの識別テープではなく、最初から電気柵の設置を!

写真2

写真2 簡易電気柵のワイヤーたるみは簡易緊張具を活用!アース設置や漏電確認はしっかりと!

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