《宮古》人物紹介『松舘怜さん 地域に根ざし挑戦を続ける新規就農者』
宮古市蟇目で野菜を栽培する、就農4年目の松舘怜さんをご紹介いたします。
松舘さんは令和7年に、きゅうり15a、ピーマン22.5a、その他野菜(さつまいも・かぼちゃ・ミニトマト等)22.5aを栽培し、10名のパート職員とともに農業経営に取り組んでいます。
また、宮古地方農村青年クラブ連絡協議会に所属し、「脱炭素フェスタ(宮古市)」での野菜販売など、地域活動にも積極的に参加されています。出荷先はJAを中心に、産直(ひきめの里 直売所)や学校給食にも広げ、幅広い販路を確保しています。
就農以前は他産業で7年間勤務されていましたが、「自ら経営したい」「裁量をもって働きたい」という思いを原動力として農業の道を選択されました。兼業農家の作業を手伝った際に感じた農業の楽しさに加え、宮古市の新規就農者支援制度の存在が就農を後押ししました。
就農準備として、宮古市の野菜農家で2年間研修を受け、栽培技術の習得と農家同士のネットワークを築かれました。現在使用している畑も、先輩農家の紹介により確保したものです。
松舘さんの強みは、PDCAサイクルを取り入れた農業経営です。毎年テーマを設定して栽培し、その年の結果を分析して翌年の改善につなげる取り組みを継続されています。就農当初はきゅうり栽培のみでしたが、経営規模拡大のため露地ピーマンを導入し、パート職員も10名まで増員されました。令和8年は パート職員の指導にも注力される予定です。
農業経営においては、利益を意識した判断を重視し、労働力不足や自然災害などの課題にも柔軟に対応しながら、安定した経営を続けてこられました。令和8年は露地ピーマンの栽培面積拡大に加え、将来的にはいちご栽培を導入し、職員の周年雇用を目指されています。
これからも松舘さんの挑戦と歩みが、地域の農業をより豊かにしていくことを期待しています。
(文:宮古農業改良普及センター 澤田 葵)
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