《宮古》人物紹介記事『佐々木建彦さん 山田町の水田農業を力強く支える影の立役者』

ページ番号2007365  更新日 令和5年10月17日

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 山田町の水田農業を力強く支える佐々木建彦さんを紹介します。

 佐々木さんは現在、山田町土地改良区の事務局長をお勤めの他、町内の営農組織であるゆたか農産やまだの事務局を担当されています。

 以前は、市役所や社会福祉法人に勤務されていましたが、これらの業務を通じて、住民に誠意をもって接することの大切さを実感し、以降、常に実践されてきました。この感覚が現職においてとても役に立っているそうです。退職後、これまでの経験を生かし地域に貢献したいと考え、黒子の立場で地域農業の推進に役立とうと、土地改良区の仕事とゆたか農産やまだの事務を引き受けることとなりました。

 土地改良区では、計画に基づいた施設等の維持管理や組合員の活動把握など現場業務の他、屋内での事務仕事等を広く担当しており多忙ですが、この仕事に多くのやりがいを感じておられます。特に、平成19年度に手探りの状況で町内の土地改良区の対等合併を実現させたこと、平成20年度に初めて補助事業を導入し、特定財源の確保や施設を充実したこと、また平成23年度に復興交付金を活用して圃場整備事業を実施したことがやりがいを感じた取組として強く印象に残っているそうです。

 この他、ゆたか農産やまだの運営を側面から支えていますが、円滑な運営に向けて「団結力を高めること」と「構成員の考えを傾聴し、適切に助言すること」を心掛けておられます。そのため構成員には、組織内での連携した取組を通じて組織の一員であることを強く意識してもらうとともに、会議では構成員に自身の考えを率直に話してもらい、適切に助言しながら、それぞれが納得するまで議論を尽くすよう促しています。

 年々、土地持ちの非農家が増え、担い手となるゆたか農産やまだへの期待は高まっていますが、「立場を忘れず、常にポジティブな姿勢で地域貢献できる組織になってほしい」と組織への期待を熱く語っておられました。

佐々木 建彦さん
佐々木 建彦さん (ささき のりひこ)
小学生の体験学習において児童の取組を支援しました。
小学生の体験学習において、児童の取組を支援しました。

 

(文:宮古農業改良普及センター 鈴木 元)

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