《宮古》人物紹介『吉濱孝明さん 頼りになる若き担い手!』
宮古市の若き担い手、吉濱孝明さんを紹介します。
吉濱さんは高校生の頃から農業に興味を持ち、酪農学園大学を卒業後、養豚会社に勤務しました。その後研修を重ねて、自分の思い描いていた農業を実現しようと平成24年に就農しました。就農当初は、いちご3a、トマト2a、他品目野菜7aでしたが、現在ではブロッコリー170a、きゅうり20a、いちご10a、他品目野菜9aまで規模拡大しています。
野菜栽培や経営については、宮古市内の先輩農家で3年間‘みっちり’研修をしましたが、その前にスイスへ1年間の海外研修も行っています。言葉が通じない時もあったそうですが、「精神力が鍛えられた」と振り返ります。いつでも前向きなところは、きっとスイスでの経験が生きているのでしょう。
頼れるアニキ的存在である吉濱さん(そう感じているのは私だけでしょうか?)。平成28~30年は宮古地方農村青年クラブ連絡協議会の会長も務めました。会長時代には、「宮古地域でも頑張っている若手農家がいることを知ってもらいたい」と、1日限定で吉濱農園のいちごハウスを一般消費者に開放し、「消費者交流会」を行いました。頼れる‘アニキ’は頼れる‘パパ’でもあり、我が子を抱えながら自慢のいちごを説明する姿が印象的でした。意外だったのは、本人はいちごが嫌いで、食べても味見をする程度だそうです。子供たちが美味しそうに食べている姿を見て、出来具合を判断しているのでしょうか(笑)。
宮古地方の農業の行く末についても真剣に考えてくださっており、令和元年からは就農希望の研修生を受け入れ、農業の担い手育成にも協力頂いています。研修生とは冗談を言い合ったりもしながら、良好な師弟関係を築けているようです。
令和元年度にはJA新いわて宮古ブロッコリー生産グループの一員としてGLOBALG.A.P.認証を取得。今後さらなるレベルアップに向けて法人化を目指しているとのことです。
皆さま、宮古地方の若きリーダーの今後の活躍に乞うご期待!


(文 宮古農業改良普及センター 久保田)
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