《宮古》獣害防止対策の強化に向けた電気柵設置研修会が開催
シカやイノシシによる農作物被害が深刻化し、近年はクマ被害の増加も懸念される山田町。獣害対策の強化は地域農業の存続に直結する重要課題です。こうした中、12月5日、山田町船越(小谷鳥)圃場において、山田町認定農業者連絡協議会主催による電気柵設置研修会が開催されました。
令和7年度の補助事業により小谷鳥・大浦地区に恒久電気柵が導入されることを受け、岩手県農業普及技術課の中森技術主幹を講師に招き、獣害防止の理解促進を目的として行われました。
参加者は生産者、JA、関係機関など計23名で、研修では電気柵の種類や特徴、設置手順を実演しながら説明していただきました。恒久柵は冬季撤収不要で、参加者から「作業負担が減る」と好評でした。通電試験や施工精度の重要性も確認され、獣害防止対策への意識が高まりました。
普及センターでは、今後も地域の農業を守る取組を支援していきます。
(文:宮古農業改良普及センター 戸田 諒)
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