《宮古》宮古地方食の匠の会が技術研鑽研修・交流会を開催
宮古地方食の匠の会(熊谷裕美子会長)では、会員相互の技術研鑽と交流を図るため、8月20日に食の匠11名と特待生*1名が参加して、技術研鑽研修・交流会を開催しました。
初めに、交流会として田野畑村のロレオール田野畑(伊藤勝康シェフ)に集合し、ランチを食べながら情報交換を行いました。ランチには田野畑村で冬季にじゃがいもを凍らせた「凍み芋」から作られる「じゃがいも粉」をクレープ生地に使用した料理など、地元産の食材を使用した料理が次々に出されました。また、6月に発刊された「いわてのおかず」には、参加した会員の認定料理も掲載されており、会場内で回覧しました。
続いて研修会に移り、伊藤シェフから「郷土料理の魅力とその継承について」と題して御高話頂きました。食のイベントをやると大学生など若者が半数以上集まるが、その中でも郷土料理コーナーは人気がある。若者を対象とした郷土料理イベントや観光協会と組んでツアーに郷土料理を組み込んだり、地元のホテルで郷土料理を出せるよう、料理人に郷土料理を教えることも必要ではないかなど、貴重な提言を頂きました。今後、役員会で検討していくこととしています。
普及センターでは、今後も食の匠の活動と食の匠認定に向けた活動を支援していきたいと思います。
特待生*:宮古地方食の匠の会独自の後継者育成対策で、食の匠の活動に参加して調理技術を向上させ、匠に育成していくもの
(文:宮古農業改良普及センター 佐藤 知己)


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