《宮古》畑わさびの種子採取作業を行いました

ページ番号2007085  更新日 令和5年7月7日

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 日本一の畑わさび産地、岩泉町では6月中旬から出荷が始まっていますが、その一方で今後の栽培に用いる種子の採取作業も行われます。わさびの種子については、一般流通する量は僅少で、産地自ら採取することが必須となっています。採取作業は、苗を供給しているJA新いわてや岩泉農業振興公社の他、生産者自身が実施する場合も多いのですが、定番のやり方は無く、それぞれ千差万別、長年培われた独自の技術となっています。普及センターでは、6月14日から23日にかけて、岩泉町小川地区にある圃場に赴き採取作業に参加しました。4月から5月に開花した花茎を一部残しておき、受粉して肥大した鞘を採取します。この中に未熟な種子が詰まっています。令和5年の秋、令和6年の春に行われる育苗に向けて、これから鞘の除去、後熟、休眠打破などの作業をしていきます。それぞれの生産者の独自技術が発揮されるのもこれからです。どうやるのかって?それは書けません。だって情報漏洩に当たるでしょ。

(文:宮古農業改良普及センター 岩泉普及サブセンター 冨永 朋之)

採取したわさびの鞘。中に種子が詰まっています
採取したわさびの鞘。中に種子が詰まってます

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