《宮古》「パート希望者等を対象とした農作業体験会」を開催

　野菜産地の維持・拡大のためには労働力確保が大きな課題です。そこで、地域経営推進費「宮古地域園芸経営体育成事業」を活用し、農業現場でのパート就労に関心のある方を対象とした農作業体験会を宮古市で開催しました。

　30代～70代と幅広い年齢層の18名が参加し、ブロッコリーの収穫体験やピーマンほ場の見学を行いました。参加者からは「農業に関しての求人を探していて、参加できてよかった」「初めてのことで、とても勉強になった」という感想がある一方で、「スピード感が必要と感じた」「体力に自信がないので、不安」という声もありました。

　体験会の最後には、JA無料職業紹介所（以下、無料紹介所）の案内や、パートを活用する経営体の紹介を行い、体験会終了後6名の方が求職票を提出しました。今後、無料紹介所が求人農家とのマッチングを行う予定です。

　本体験会は、申込み開始から2日間で定員が埋まり、農業現場で働くことに関心ある人が多くいると感じました。今回の体験会が労働力不足解決のきっかけになるよう今後も取組みます。

（文：宮古農業改良普及センター　小原　善一）