《宮古》「ブロッコリー黒すす病農薬展示圃見学会」を開催
当地域の秋どりブロッコリーでは、近年、黒すす病による出荷物の歩留まり低下が問題となっていることから、生産者の黒すす病防除対策に対する関心と理解を深めるため、農薬展示圃を設置し、展示圃見学会を10月6日に開催しました。
見学会には、生産者・関係者18名の参加があり、定植~出蕾初期に黒すす病の防除効果の高い複数の農薬を組み合わせた防除体系について説明し、その後圃場でその防除効果を確認しました。
展示農家の株式会社佐々木農場(田野畑村)の佐々木剛さんからは、「令和3年度は黒すす病が多発し、廃棄せざるを得ないブロッコリーが多かったが、発病前に予防散布することで黒すす病の発生を抑えられることを実感できた。令和5年は、黒すす病防除対策を徹底し、秋どりブロッコリーを生産拡大したい。」との感想がありました。
今後は、展示結果を生産者・関係者に情報提供するとともに、効率的な黒すす病防除対策についても生産者に提示できるよう検討していきます。
(文:宮古農業改良普及センター 岩泉普及サブセンター 佐々木 久彦)


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