《久慈》人物紹介『吉村大悟さん・雅子さん お世話になった地域へ恩返ししたい』

ページ番号2011737  更新日 令和7年5月12日

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 野田村で露地ピーマンを中心に、ブロッコリーと雨よけほうれんそうを栽培している吉村大悟さん・雅子さんご夫妻を紹介します。

 神奈川県横浜市出身の大悟さんは、眼鏡製造・販売店で培ったものづくりの才能を生かして、農業を職業にしようと雅子さんに相談。新農業人フェアの会場で雅子さんの出身地である岩手県のブースを訪れました。

 その会場で、野田村地域おこし協力隊としてやまぶどうの生産拡大に取り組んでいる隊員に出会い、就農について色々とアドバイスをいただき、自分達もまず協力隊から始めようと野田村へ移住してきました。

 農業で生活することを目標に、3年間の協力隊活動期間中は、やまぶどうの仕事をしながら、ピーマン、ブロッコリーの育苗、定植作業を手伝い野菜栽培技術の習得に取り組みました。また、久慈市山形町のほうれんそうベテラン農家で研修を受け、基本的な技術を習得したほか、岩手県立農業大学校新規就農者研修の冬期集中簿記コースで複式簿記の基礎知識を習得しました。

 吉村さんご夫妻は、就農を機に家族経営協定を締結し、家事などを含めて役割分担を明確にした農業を営んでおります。協定内容を現状に即した内容に更新した方がいいとの考えをお持ちで、内容を精査して再締結する予定です。

 就農2年目の令和6年度に大悟さんは体調を崩され、ピーマン栽培もままならない状況でしたが、7年度は体調も回復し、夏播きブロッコリーを露地ほうれんそうに変更するなど、栽培体系を見直し、計画の達成に向かって頑張っているところです。

 そんな吉村さんご夫妻の夢は、新しく開業する道の駅で、何か魅力的な農産加工品を出品することとのことです。自分たちを受入れ、農業者として育ててくれた地域に恩返しをしていきたい、と思っている吉村さんご夫妻を、久慈農業改良普及センターでは今後も支援していきます。
(文:久慈農業改良普及センター)

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(1)吉村大悟さん・雅子さん
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(2)ブロッコリーほ場を管理する吉村さんご夫妻

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