《久慈》人物紹介『新山麗佳さん 大好きな野菜で地域を盛り上げたい』

ページ番号2010991  更新日 令和6年8月28日

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 野田村でブロッコリー、きゅうり、ねぎを栽培している新山麗佳さんを紹介します。東京都出身の新山さんは結婚を機に20 歳で夫の実家がある野田村に移住しました。

 新山さんは農業の経験はなかったものの、父親がプランターで育てた野菜が大好きで、子どもの頃は「将来はキャベツ農家になる!」と話していたとのこと。

 移住当初は子育てと会社勤めのかたわら、米農家である夫の実家の手伝いをしていました。家庭菜園に取り組んだこともありますが、東日本大震災津波によって畑が流され、野菜づくりを断念してしまいました。
 転機になったのはブロッコリーの新規栽培体験会に夫が参加したこと。農作業の手伝いをしているうちに、野菜栽培の虜に。本格的に野菜づくりを始めたいと考えるようになり、勤めていた会社を退職し、2021 年に就農しました。
 就農したばかりの頃は経験不足もあり管理作業が追いつかず、思うような収穫ができませんでしたが、そこはチャレンジ精神旺盛な新山さん。地域の先輩農家との交流やJA、普及センターの指導を受け、知識と技術を習得していきました。時には、ブロッコリー生産が盛んな宮古市の農家を訪ねて研さんを積むことも。

 現在、新山さんはブロッコリー、きゅうりなど約3.5ha の農地を耕作しています。この農地も条件が良い場所ばかりではなく、耕作放棄地だった場所を再生しながら面積を拡大していったとのことです。規模拡大に伴い、高齢者の雇用も始めました。暇を持て余していた元気なお年寄りが新山さんのサポートをしてくれることで、新山さんも元気をもらっているようです。
 新山さんの今の夢は、大好きな野菜栽培の規模拡大で雇用を増やし、村の活性化につなげること。

 「販売額1億円を目指す」と意気込む新山さん。頑張りすぎるところが少し心配ですが、普及センターでは、今後も地域をリードする若手生産者のホープとして支援を続けていきます。
(文:久慈農業改良普及センター)

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(1)新山麗佳さん
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(2)ブロッコリーほ場

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