《久慈》人物紹介『中村駿人さん 県内一のほうれんそう生産者を目指す、若手生産者の今』

ページ番号2001578  更新日 令和3年1月19日

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 普代村で、ほうれんそうを生産している中村駿人さん(27歳)を紹介します。

 駿人さんは、小さい頃から祖父の農作業をよく手伝っていたため、農業に関心を持ち、高校生のときに地元での就農を決意しました。高校卒業後は県立農業大学校に進学し、研修受入経営体で1年間研修した後、就農しました。ハウス10aからスタートし、就農から5年が経過した現在では、ハウス22a、露地20aまで拡大しています。

 駿人さんが経営を行う上で大切にしていることは、「他者への感謝の気持ちを忘れない」ということです。圃場ではご家族の他、パートさんが複数働いており、その人たちがいるからこそ農業ができることに感謝し、一緒に働く人たちと欠かさずコミュニケーションを取ることを心がけています。

 経営目標としては、市場の要求に必ず応えられるよう、安定的に出荷し続けられる経営になることを掲げ、県版GAPに取り組むなど、技術研鑽に勤しんでいます。また、将来的には、県内一のほうれんそう生産者になることを目指し、普及員や先輩農業者とのコミュニケーションを通して、栽培技術に関する情報収集をとても熱心に行っています。

 さらに、産地の活性化に向けた取組にも強く関わっていきたいとの思いもあります。JA野菜部会の中でも中心的な存在になりつつあり、地域の生産振興に向けた、夏期栽培技術調査や寒じめほうれんそうの移植栽培試験などに積極的に取り組んでいます。

 令和2年10月にはお子さんが生まれ、ご家族が増えました。「息子の顔を見ると大変なこともちっぽけに思える。仕事の励みにもなる。」と言う駿人さん。これからも規模拡大をしていくとのことで、県内一のほうれんそう生産者になる日を楽しみにしています。

(文:久慈農業改良普及センター)

 

中村 駿人(なかむら はやと)さん

中村 駿人(なかむら はやと)さん

圃場の様子

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