≪一関≫(人物紹介)まさしくりんご1年生 鈴木浩平さん

ページ番号2007080  更新日 令和5年7月10日

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 一関市から第三者継承でりんご栽培を始めた鈴木浩平さんをご紹介します。

 鈴木さんは一関市出身で令和4年3月まで一関市役所に勤めていました。平成30年に農政課へ異動してから、担い手不足の問題を知り、次第に「じゃあ自分がやってみようか」との気持ちが芽生えきたそうです。

 また、もともとお酒が好きな鈴木さんはお酒づくりへの興味もあったことから県が主催する「いわてワイン生産アカデミー」を令和3年に受講しました。徐々に自分でもやってみたいとの気持ちを抑えることが出来なくなり、ついに17年間勤めていた市役所を退職する決意を固めました。

 ワインづくりにこだわれば、紫波や大迫での就農の可能性もあったのですが、就農の後押しをしてくれた家族のことも考え、一関での就農を決断しました。

 非農家出身の新規就農者が取り組む作目として果樹を選択することは、農地や技術面でハードルが高いのですが、「自分で作る果樹で果実酒を作り、みんなで楽しみたい」との想いから、まずはJAいわて平泉果樹部会長の小岩氏のもとで、りんご栽培にかかる研修も含め、働くこととしました。

 小岩氏のもとには将来りんご経営を目指す若者もいて、一関のりんごを自分たちで守りたいとの想いを抱くようにもなりました。

 一関地方新規就農ワンストップ相談で就農について打合せを重ねながら、令和4年度は普及センターが主催する「農業経営の夢実現応援セミナー」も受講し、就農のイメージを固めていたところ、園地継承の情報が入ってきました。

 「2年くらいは研修が必要だろう」と考えていましたが、機械装備も譲ってもらえるなど条件が良かったこと、次回に同様の条件があるとも限らないことから、大いに悩みましたが、研修は1年間だけとして、令和5年2月に新規就農しました。

 市役所を退職してから1年。令和5年の春には大きな凍霜害があり、順風満帆とは行きませんでしたが、周囲の生産者から伐根、整地、支柱たて、植付けなど改植の手ほどきを受けながら、りんご栽培を始めています。

 普及センターは、いつか自分のりんごとぶどうを使った果実酒づくりを目指す鈴木さんを応援しています。

本人写真
鈴木浩平さん
園地の風景
園地の様子

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