《一関》りんご防除暦と試験研究成果を説明
令和7年のりんご生産に向け、一関農業改良普及センターでは、2月19、20日の両日に、一関地方りんご病害虫防除暦の説明と、岩手県農業研究センターで開発された令和6年度の研究成果の伝達を行い、3会場で合計70名の生産者が集まりました。
令和6年は、夏期の高温と断続的な多雨により、ほ場では病害の発生が散見されました。今回の防除暦では、褐斑病や果実病害の防除に重点をおきましたが、適切な散布間隔、十分な散布量、そして雨前に散布することが前提となります。
生産者からは、自園に合わせた特別散布や、今後、登録失効予定の農薬の使用期限を確認する質問等がありました。
また、「改植時にりんご幼木の急性衰弱を防ぐには、台木、排水性と併せて樹幹下の雑草の除去が重要である」という研究成果に対しては、「改植面積が大きいと下草管理だけでも大変なので、何かいい方法はないか」との質問等がありました。
普及センターでは、今後もJAと連携し、りんごの安定生産、農薬の適正利用に向けた支援に取り組んでいきます。

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