《八幡平》人物紹介『JA新岩手東部新採用職員・菊池菜織さん』
「岩手の畜産農家を支えたい!」との意気込みで令和6年4月から新岩手農業協同組合東部営農経済センター畜産酪農課で家畜人工授精師として勤務している菊池菜織さんを紹介します。
ご実家が和牛繁殖農家であり、幼いころから牛と関わる生活をしてきたという菜織さん。高校卒業後、酪農学園大学へ進学し、家畜繁殖学を学ぶとともに家畜人工授精師免許を取得しました。
大学で学んだ知識と技術を活かせる仕事に就きたいと考えた菜織さんが選んだのは、農協の家畜人工授精師。父親が農協で働いていたこともあり、以前から農協職員は身近な存在だったそうです。
現在は、岩手町や盛岡市玉山地区の和牛繁殖農家と酪農家に足を運び、牛の人工授精業務を行っています。「スマートフォンに農場の場所を登録し、繁殖状況確認や人工授精のために何度も農場へ通ううちに、少しずつ道を覚え運転にも慣れてきました」とはにかむ菜織さん。体の大きな牛を相手にする仕事でもあるため、安全第一を意識して業務に取組んでいます。
仕事のやりがいは、繁殖に苦労していた牛が無事受胎し、農家の役に立っていることを実感できること。農家から「あの牛が受胎したよ。ありがとう。」と連絡をもらった時にとても嬉しかったと笑顔で話してくれました。
菜織さんのプライベートについて尋ねると、ボクシングをやっていた経験があるとの以外な一面も。休日は登山やキャンプ、スノーボードを楽しむなど、アクティブに過ごされているそうです。
そんな菜織さんの今後の目標は、授精技術の向上と、血統についての深い知識を身に付け、より農家の利益につながるような血統選択ができるようになること。
皆様、八幡平地域の畜産業を盛り上げる若き家畜人工授精師の活躍にご期待ください!


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