《八幡平》予期せぬ畜産経営の損失を防げ!「カラス撃退レーザー」を実証中!

ページ番号2012209  更新日 令和7年10月22日

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 カラスは牛舎に侵入し、糞により飼槽や水槽を汚染します。時には乳牛の腰部や乳房を攻撃することによる廃用事故さえ引き起こします。

 侵入対策としては防鳥ネットが推奨されていますが、牛舎には人や機械が頻繁に出入りすることから、全面を覆って対策するのは難しい状況です。

 そこで、八幡平農業改良普及センターでは、作業の邪魔にならずに対策が可能である「カラス撃退レーザー(以下、レーザー)」の実証試験を行っています。

 実証試験は、岩手町の酪農家に御協力をいただき、令和7年10月20日にカラス侵入数の事前調査を行った後、レーザーを設置しました。事前調査では、人の作業時間外に十数羽が侵入し、配合飼料等を食い散らかす姿を確認しました。

 また、奥行40m、間口25m程度の牛舎にレーザー1台を設置した所、奥までしっかりとレーザー光が届いていることも視認できました。

 今後は、設置後の侵入数調査を定期的に実施し、レーザーの侵入防止効果とその持続性を検証していきます。

 八幡平農業改良普及センターは、今後も鳥獣害に対応した畜産経営を目指して、畜産農家の皆様を支援していきます。

レーザー光は牛舎の奥まで届きます。
牛舎の奥まで届くレーザー光
乳牛はレーザー光に驚かず落ち着いています。
乳牛はレーザー光に驚かず落ち着いています

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