《八幡平》温暖化に対応した畜産経営を目指して暖地型牧草「飼料用ヒエ」を実証試験中!
八幡平管内は、近年の猛暑の影響により、オーチャードグラスなどの寒地型牧草の“夏枯れ”が発生し、牧草収量の減少が見られています。
八幡平農業改良普及センターでは、温暖化に対応した畜産経営を目指し、“暖地型牧草”の「飼料用ヒエ」について実証試験を行いました。
実証試験は、岩手町の和牛繁殖農家の方に御協力をいただき、令和7年6月27日に播種し、令和7年8月2日に収穫を行いました。飼料用ヒエは栽培期間36日で、草丈約160cm、収量は生草重量4,408kg/10a(乾物重量603kg/10a)となりました。これは、飼料用ヒエの1回の収穫で、一般的な寒地型牧草の年間収量(乾物重量852キログラム/10a)の約70%を収穫できたことになります。
今後は飼料成分及び発酵品質の分析、牛の嗜好性調査を行い、その結果を踏まえて暖地型牧草の有用性を評価していきます。
八幡平農業改良普及センターは、今後も温暖化に対応した畜産経営を目指して、畜産農家の皆様を支援していきます。


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