《八幡平》トマト目揃い会・圃場巡回が開催されました

　令和7年6月19日、八幡平市内でJA新いわて八幡平営農経済センター主催の「トマト目揃会・圃場巡回」が開催され、10名のトマト生産者が参加しました。

　初めに大更トマト選果場で目揃会が開催され、普及センターからは今後の栽培管理に係る留意点を説明しました。今回のテーマは「気温」として、気温を根拠とした予防的防除や草勢管理について重点的に説明しました。また、雇用を伴う経営体に対しては、令和7年6月1日に施行された改正労働安全衛生規則に係る熱中症対策について説明しました。

　圃場巡回では、栽培圃場の様子を確認しながら各戸で行っている夏季の暑熱対策（ハウス屋根面への遮光塗布剤、外気導入等）や省力的なトマトの誘引方法について専門部員間で意見交換を行いました。30℃を超える炎天下での圃場巡回だったこともあり、参加者からは「これは従業員に水分補給してもらわないと労働安全衛生規則違反になるな」「まずは自分から積極的に水分補給だ」といった声が聞かれ、和気あいあいとした中で熱中症への意識の変化が見られていました。

　普及センターでは、今後も暑熱対策に係る実証等を行いながら、トマトの安定生産に向けた支援を行っていきます。