《八幡平》鳥の生態を知って農作物を守れ ~岩手町で鳥獣被害防止対策研修会を開催~

ページ番号2011212  更新日 令和6年12月6日

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 鳥獣被害は県内各地で話題にならない日がない程問題となっています。このうち、古くからあるのが鳥による農業被害ですが、画期的な対策がなく今日に至っています。

 このような中、まずは敵の事を勉強し直そうと、11月25日に岩手町認定農業者協議会と当センターの共催で「岩手町鳥獣害防止対策研修会」を開催しました。当日は、岩手町の他に八幡平市や葛巻町の農業者、関係機関職員、研究機関の職員など約25名が出席して研修しました。

 講演は、栃木県宇都宮市の株式会社クロウラボ 塚原直樹代表を講師に迎え、鳥の中でも知能が高いと言われるカラスをメインとした内容で研修しました。先生は、カラスの被害の種類、これまでの対策、行動パターン、生理・生態、対策と注意点などを多数の写真や事例を交えて、丁寧に説明いただきました。

 参加者からは、「汎化(慣れ)対策は思った以上に大事と分かった」、「エサ場を作らないようにしたい」など、生態をもとにした対策の重要性を理解した声が聞かれました。

 普及センターでは、より有効な対策がとれるための理解が図られるよう支援する予定です。

カラスの習性などを熱心に話す塚原氏。
カラスの習性などを熱心に話す塚原氏
熱心に受講する参加者。
熱心に受講する参加者

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〒028-7112 岩手県八幡平市田頭39-72-2
電話番号:0195-75-2233 ファクス番号:0195-75-2269
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