《八幡平》「凍みじゃがいも粉づくりの伝承会」を開催しました

ページ番号2010520  更新日 令和6年3月21日

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 盛岡地方農業農村振興協議会(会長:内館茂盛岡市長)は、葛巻町に伝わる「凍みじゃがいも粉」づくりの伝承会を、令和5年12月から3か月にわたって開催し、葛巻町の16名が参加しました。「凍みじゃがいも粉」は、ガッチリ凍らせたじゃがいもの皮をむき、水中でアクを抜いた後に寒風にさらして乾燥させます。参加者は、それぞれ2キロのじゃがいもでチャレンジし、約200グラムの「凍みじゃがいも粉」を仕上げました。

 講師を務めた佐々木氏によると、小さなじゃがいももムダにしない知恵であり「寒の時期」に作った粉は何年でも保存がきくとのこと。参加者からは、「お年寄りから『昔はどの家でも作っていた』と聞いていたので、作り方を教わりたかった」、「暖冬なので、うまく凍るか心配だった」、「じゃがいもから粉を作るなんで、先人の知恵はスゴイ!」、「今風の食べ方も工夫できる食材だと思う」等の感想が聞かれました。

 「凍みじゃがいも粉」を熱湯でこねると、想像以上の弾力とほのかなじゃがいもの香りのもちができます。甘味噌を塗って焼き餅にするほか、味噌汁の具としても美味しく頂けます。

 普及センターでは、今後も地域に伝わる食文化の伝承を支援していきます。

乾燥させたじゃがいもを、すり鉢でつぶして粉にしました。
乾燥させたじゃがいもを、すり鉢でつぶして粉にしました
凍みじゃがいももちは、茹でてから甘味噌を塗って軽く焼きます。
凍みじゃがいももちは、茹でてから甘味噌を塗って軽く焼きます

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