《八幡平》経営継承研修会を開催しました

　いわて農業経営相談センター八幡平地域現地支援チームでは、1月5日に東部地域酪農生産部会及び新岩手東部和牛改良組合と共催で経営継承研修会を開催しました。

　事業継承する場合、所有する資産の名義変更だけにとどまらず税務上の課税取引が発生することから、特にも経営に関する資産が多種多額となる畜産経営においては、どのような資産移転の方法を選択するかが継承後の経営に大きく影響します。

　研修会には生産者等32名が参加し、講師として八木橋美紀税理士を招き「畜産経営における経営継承のポイントについて」と題して講演いただきました。

　講演では、個人間及び個人事業を法人化した際の事業継承における資産の移転や資産の評価方法を中心に、計画的に事業継承を進めることの重要性について話していただきました。

　参加者からは「資産移転の方法を理解できたので、継承に向けて家族で話し合うことから始めたい」等の声が聞かれました。

　現地支援チームでは、今後も重点指導農業者への個別対応や研修会等の開催を通じて、生産者の経営発展に向けた支援を行っていきます。

文：八幡平農業改良普及センター