《八幡平》八幡平市で子実トウモロコシの試験播種を実施しました

 八幡平市の有限会社岩崎アグリサービス（岩崎春雄代表取締役）では、5月23日に試験用の子実用トウモロコシの播種を実施しました。

 この取組は八幡平市では初めて行われるもので、これまでは、飼料用米で生産調整が図られてきましたが、転作面積のより一層の拡大や水田作業委託の増加に対応するため、労働生産性が高い子実用トウモロコシに着目し、試験栽培に取り組むものです。

 基肥は畜産経営体からの堆肥を活用した補給型施肥とし、RM108日タイプの飼料用トウモロコシを約1.2haに播種しました。今回の試験では、(国)農研機構東北農業研究センター事業化推進室や機械メーカーの協力のもと、デモ機により収穫や子実の調製方法も検討することとしています。

 普及センターでは、飼料の高騰が続く中、自給飼料として注目されている子実用トウモロコシの作付面積の拡大や、畜産経営体の堆肥、子実トウモロコシの資源循環に向けた取組を支援していきます。

文：八幡平農業改良普及センター