《八幡平》商品づくりではお客様目線を大切に！

～八幡平・岩手地域産直・起業者研修会を開催しました～

　盛岡地方農業農村振興協議会は、12月15日に八幡平・岩手地域の産直関係者や農村起業者を対象とした研修会を開催しました。

　研修会では、「商品づくりのポイントを地元企業から学ぼう！～新商品の開発・委託製造編～」をテーマに、90年の歴史を持つ老舗麹屋で、近年麹を活用した甘酒やスイーツ等のヒット商品も開発している、八幡平市の株式会社麹屋もとみやの代表取締役本宮隆一さんにお話しいただきました。

　本宮さんから、物産展でのお客さんの声をヒントにしてできた商品や、食べ方の提案などの店頭で手に取ってもらうための工夫、農業者から委託加工を依頼するときに注意したいポイントなど、今までの経験や具体例も交えながら、わかりやすく教えていただきました。「商品をどんな方に買ってもらいたいか。売り手側の想いだけでなく、お客様目線を大事に」という本宮さんのお話しに、加工品の製造や開発を検討している参加者も、改めて必要な視点に気づくことができました。今回の研修会も参考にしながら、産直の商品レパートリーが増えることを期待しています。

文：八幡平農業改良普及センター