《八幡平》和牛子牛へのTMR給与試験に向け飼料調整しました!

ページ番号2003724  更新日 令和3年5月31日

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 令和4年秋、八幡平市ではホルスタイン種や黒毛和種の繁殖・育成牛を農家から受託する「繁殖・育成センター」が開所予定です。

 同センターでは、給餌作業の省力化や斉一性のある牛の発育確保を目的に、TMR(注)を導入する計画が検討されています。しかし、管内和牛農家では、乾草主体の飼料給与が一般的で、TMR給与による子牛育成技術が十分に浸透していません。

 そこで、普及Cと畜産研究所では、地域経営推進費を活用した「肉用子牛早期発育実証による預託促進事業」において給与実証を行い、その効果や有用性について地域への理解醸成を進めていくところです。

 5月12日には、畜産研究所の協力のもと、TMRの調製作業を行いました。今後、調製したTMRの発酵工程を経たのち、関係機関と連携し、管内農業者2戸への給与試験を行う予定です。

(注)「TMR」=粗飼料、濃厚飼料、添加物などを牛の養分要求量に合うよう適切な割合で配合した完全混合飼料。令和2年度岩手県農業研究センター試験研究成果「自給飼料主体発酵TMRを活用した黒毛和種育成牛の飼料給与技術」を参考。

文:八幡平農業改良普及センター

ミキサー
TMRミキサーによる調製作業
TMR
調製後のTMR

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