《革新支援》恒久電気柵の設置講習会が開催されました

ページ番号2012083  更新日 令和7年8月18日

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 令和7年7月25、29日、県と花北地域鳥獣被害防止現地対策チームが主催する「ツキノワグマ等侵入防止を目的とした恒久電気柵講習会」が、花巻市石鳥谷町にて開催されました。

 恒久電気柵は、フェンシングワイヤー(注1)と単管パイプ(注2)を支柱として用いた電気柵で、一度設置すると、積雪期等の資材劣化と、対象獣の慣れを防ぐための撤収作業が不要であり、物理的強度にも優れ、特にツキノワグマ対策に有効です。

 初日の設置実習には、農業者のほか、市や県の職員ら約25名が集まり、当農業革新支援担当の職員が講師として、支柱の打設やワイヤー繰出し、碍子(注3)取付け作業などを行いました。参加者は当初、慣れない様子でしたが、徐々に作業のコツをつかみ、長さ約170mの恒久電気柵を設置しました。

 二日目には、市や県の職員約20名が集まり、恒久電気柵に必要となる資材の積算方法等を研修しました。

 今後も、農業革新支援担当は、関係機関・団体や各農業改良普及センターとともに、野生獣被害対策を推進します。

注1 フェンシングワイヤー:硬い針金のようなワイヤー
注2 単管パイプ:ホームセンターで入手可能な直径48.6mmのスチール製パイプ
注3 碍子:プラスチックでできた絶縁のためのパーツ
注4 パワーユニット:柵に高電圧(低電流)の電気を断続的に流すための装置

ワイヤーの繰出を説明する職員
写真 ワイヤーの繰出を説明する職員
パワーユニット(注4)の接続と点検について説明する職員
写真 パワーユニット(注4)の接続と点検について説明する職員

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