農業女子グループ「北上地方生活研究グループ連絡協議会こんにゃくクラブ」の取組を紹介!
私たち「北上地方生活研究グループ連絡協議会こんにゃくクラブ」は、北上市でこんにゃく芋の栽培からこんにゃくの製造までを手掛けるグループです。
令和2年9月に誕生した「こんにゃくクラブ」ですが、もともとは北上地方生活研究グループ連絡協議会内の「こんにゃく部会」として発足したもので、栽培方法の勉強とオリジナル商品「やわらか刺身こんにゃく」のレシピ開発と会員への普及を目的として、協議会員有志で勉強会や研修を行ってきました。令和4年で、栽培に取り組んで10年となりました。令和4年のこんにゃく芋の豊作は、10年間の会員みんなの努力のたまものだと思っています。
「こんにゃく部会」の活動では、試行錯誤の上で完成させた独特の食感を持たせるためのオリジナルレシピ開発、原材料の安定供給のための生芋の増産のための研修、芋の保存性を考慮した粉加工の試みと粉からのレシピ開発などに取り組みました。こんにゃくの作り方については、協議会の会員への研修会のほかに、コロナ禍以前は一般消費者向けにもこんにゃく作り教室を開催していました。
これらの活動を経て、協議会員有志で立ち上げた現在の「こんにゃくクラブ」は、令和3年に引き続き「幸せ創る女性農林漁業者育成事業(2年目)」の支援を受け、さらに北上産こんにゃくを広めるため、販売を目的とした新商品の開発と原材料の保存法の検討をしています。
令和3年度は、新商品候補として「こんにゃくりんごゼリー」「おからこんにゃく」などを試作しました。令和4年は新商品レシピの開発・改良に加え、生芋製に近いこんにゃくができる製粉方法を検討しています。


(色、粘度とも違いあり(左:茹で芋を乾燥製粉、右:生芋を乾燥製粉))



また、加工施設を確保し「こんにゃくの製造届」を保健所に提出したことで、販売が可能となりました。11月27日(日曜)には江釣子ショッピングセンターPAL(北上市)で開催されたイベント「PAL母ちゃん市スペシャル」でお披露目することができました。
今後も新商品開発や勉強会、PRに取り組み、北上産こんにゃくを盛り上げていきます。

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