農業女子グループ「東和農旅調査事業部」の取組を紹介!

ページ番号2004564  更新日 令和4年2月1日

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私達は「“心の住所”を東和町に!」を合言葉に、この町を交流でもっと楽しく元気にしたいと願って活動している農村女性グループ『東和農旅調査事業部』です。

メンバー5人は、花巻市東和町に住む合鴨農法栽培米生産者、新規定住者及び農旅の発信に関わる者です。令和3年度は、昨今の世情からリアルでの相互往来や懇談が叶わない状況のため、地域景観や食文化・商店街の賑わい等をリモート発信するなどして、交流人口を増やすことで人と資源を結び直し、交流先の皆さんとの信頼関係をより強固にしたいと考えました。

しかし、皆「リモート」の経験がないため、まず必要機材やその使い方を学ぼうと、遠野市から講師を招き研修を行いました。その翌日は当団体の都市側交流先の一つである神奈川県川崎市の「川崎市東和町OB会」とリモートで繋ぎ、20余名が画面越しに久しぶりの対面を果たしました。

さらに秋には、リモート交流事前学習会として、実際にカメラで土沢商店街をリモート。店主の特技披露や江戸時代からのお宝公開の様子等を総合支所の会議室に配信することで操作技術の向上を図りました。参集者からは「リモートは難しいと思っていたが、とても楽しかった」「商店の新たな表情がみられました」などの評価を得ました。

東和農旅調査事業部01
リモート機材操作の指導中
東和農旅調査事業部03
猿舘酒店をリモート発信
東和農旅調査事業部02
街歩きを会議室に配信

 

ほかには、リモート発信可能な素材探しとして、地域おこし協力隊や農旅ファンと共に、個人アートの展示蔵や釜石線沿線のコスモス畑、茗荷収穫体験なども取材しました。

これらの実施成果をもとに、年末には東和の特産品を詰め込んだ「東和農旅セット2021」の購入者を募り、全国に100セットを発送できました。

今後は、さらなる交流の深化・拡大を目指した体制づくりが重要であることから、先進事例調査や専門家の助言を得ながら、「リアル」でも「リモート」でも発信可能な地域情報や農村体験メニューを充実し、継続可能な組織づくりをしていきたいと考えています。

(文:東和農旅調査事業部 菅野 和)

 

東和農旅調査事業部04
JR釜石線晴山駅付近のコスモス畑
東和農旅調査事業部05
茗荷収穫体験取材
東和農旅調査事業部06
東和農旅セット2021
東和農旅調査事業部07
冬の棚田風景

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