《中部》販売額5億5千万円超え！ ～ピーマン実績検討会が開催されました～

　花巻農協野菜部会は、12月11日（木曜）に、「令和7年度花巻農協野菜部会ピーマン実績検討会」を開催しました。実績検討会には、生産者75名と各関係機関が参加し、今年度の実績と次年度へ向けた取組について検討を行いました。

　今年度は高温・少雨により、水不足や病害虫の発生が多くみられ、栽培管理が難しい年でした。しかし、新たに接ぎ木苗や遮熱資材による高温対策技術を導入する生産者が増えるなど、生産者や関係者の努力もあり、今年度のピーマン販売額は過去最高だった昨年度を上回る5億5千万円超えとなりました。

　検討会では、普及センターから、今年度顕在化したピーマン栽培における害虫対策として、アブラムシ類・アザミウマ類の発生生態や媒介するウイルスについて解説したほか、一部ほ場で農薬が効きにくかった害虫への対策として、ほ場内及びほ場周辺の環境整備や防虫ネット、天敵製剤など様々な手法を組み合わせた総合防除が必要であること等を説明しました。

　生産者は、今年度の自身の栽培を振り返りつつ、さらなる品質・収量の向上を目指し、来年度の栽培に向けた具体的な対策について理解を深めていました。

　普及センターでは、今後も生産者の所得向上やさらなる産地の維持拡大に向け、野菜部会や各関係機関と連携して支援をしていきます。