《中部》動画でわかる！先駆者から学ぶ乾田直播のコツ　～県南地域水稲乾田直播栽培研修会を開催しました～

　12月2日、県南広域振興局管内の水稲乾田直播栽培に取り組む、または今後導入を検討している集落営農法人等を対象に、県南地域水稲乾田直播栽培研修会を開催しました。岩手県農業研究センターを会場に、関係機関・団体を含め約250名が参加しました。

　まず、県農業普及技術課農業革新支援担当の高草木上席農業普及員から、本県における水稲乾田直播栽培の概要について情報提供があり、次に農研機構東北農業研究センターの屋比久主任研究員から、水稲乾田直播栽培（プラウ耕鎮圧体系）の概要と技術の要点について講演を頂きました。

　後段では、県南地域で先進的に水稲乾田直播栽培を導入している、有限会社盛川農場代表の盛川周祐氏、岩手県農業農村指導士の藤田栄貴氏、農事組合法人プロファ一関理事の遠藤清行氏から、実践事例や作業上のポイント等について、御自身や普及員が撮影した作業動画を交えながら事例紹介頂きました。

　当技術は、省力化や作業分散に繋がる技術として高い関心が寄せられており、参加者からは現状や技術面等について多数の質問がなされ、活発な情報交換が行われました。アンケートには「作業者の実体験を聞けたほか、動画が良かった」、「実務的な内容で勉強になった」、「過去に失敗したが、またチャレンジしたい」といった感想が寄せられました。

　普及センターでは今後も関係機関・団体と連携し、乾田直播技術の導入や経営体の収益力向上を支援していきます。