《中部》調製作業の省力化に向けて!~さといも分離機実演会が開催されました~
10月29日、さといもの調製作業の省力化を目的として、二子さといも協議会主催による「さといも分離機実演会」が開催されました。当日は、気温の低い中ではありましたが、実演会会場である北上市二子町の二子さといも生産者のほ場には、生産者19名や各関係機関が集まり賑わいのある会になりました。
さといも分離機の実演は、機械メーカーから、機械の構造や使用上の注意点等の説明を受けながら行われました。
さといもの収穫作業は基本的に手作業で行われますが、特に親芋から子芋をはずす作業は手間と時間がかかり、多くの労力を要します。そのため、生産者からは機械での子芋の分離率を上げるための条件や機械の価格、他の品目でも使用できるかなど機械の導入に向けた前向きな質問が飛び交っていました。
JAいわて花巻からは、今年度の高温・少雨によるさといもの生育停滞やハダニ発生状況の情報提供があり、参加者は次年度以降のかん水管理や病害虫対策について改めて検討する必要性を確認していました。
普及センターからは、今年の4月~5月に芽出し中の地温の推移を明らかにするという目的で実施した、芽出し床温度の調査結果を周知しました。会の終了後には、積算温度の算出方法や保温方法等について質問があり、さといもの安定生産への関心の高さがうかがえました。
普及センターでは引き続き、二子さといものさらなる安定生産の実現に向けて、各関係機関と連携して省力技術や栽培方法の確立に取り組んでいきます。
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