《中部》エース級牧草!?「トップガン」栽培実証中!

ページ番号2012130  更新日 令和7年9月10日

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 近年猛暑や干ばつといった厳しい気候が続き、こういった気候下で寒地型牧草の夏枯れ対策が課題となっています。

 その対策として、各地で様々な暖地型牧草の導入が行われる中、今年、花北地域ではテフグラス「トップガン」という品種の栽培実証を行っています。

 「トップガン」の特徴は、(1)播種後30~40日という速さで収穫適期を迎え、(2)高品質(高タンパク質)であり、(3)耐湿性も高いことです。反面、10a当たり収量はあまり望めませんが、成分や収穫までの速さはまさに精鋭中の精鋭とも言えます。

 播種は6月30日にドローンを用いて行われ、8月7日の収穫まで38日間栽培しました。生草収量は1,371kg/10aと目標の2,000kg/10aには及ばなかったものの、7~8月の極端な干ばつ環境下でも草丈96cmまで生長しました。

 現在、発芽率確保のためにはていねいな鎮圧が必要であること等も踏まえて、2回目の実証を行っています。「トップガン」のエース級の活躍に期待し、今後、成分分析や家畜の嗜好性の確認を進めていきます。

播種後7日、発芽直後の様子
播種後7日 発芽直後
播種後38日、立派に成長したトップガンの様子
播種後38日 立派に成長しました

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