《中部遠野》和牛飼養管理指導会を開催しました
遠野地域では、飼養管理技術の平準化を図るため、令和6年度より毎月和牛基本登録審査会の際に和牛飼養管理指導会を開催しています。今年度は4月から12月まで9回開催し、毎回、地域の生産者が20名ほど参加しています。
12月は、農場の牛群構成を改めて見直してもらうため、和牛の持つ遺伝的能力を数値化した「育種価」の活用方法について説明しました。育種価を活用し、農場における高能力牛の後継牛を計画的に残すことで、牛群全体の改良を進めることができます。高能力牛の産子も市場での取引価格へ転嫁されることから、地域の市場評価への影響も大きくなります。近年では、遺伝子解析によるゲノム育種価の活用も拡大しています。
参加した生産者からは、「これまで見た目と血統のみで後継牛を残していたが、育種価も活用し高能力牛を増やしたい」と意欲が高まっています。
遠野普及サブセンターでは、和牛産地力の強化に向け、今後も地域と連携して支援していきます。


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