《中部遠野》遠野市でりんご凍霜害対策試験を行っています
遠野市農林水産振興協議会(以下、協議会)は、りんご農家の圃場で市販の送風機による凍霜害対策試験を行っています。
前年(令和5年)は、りんごの開花期の4月25日にアメダス遠野観測所でマイナス5℃以下となり、花に障害が多発するなど甚大な被害が発生しました。低温に加えて園地内の低い所に冷気がとどまることで被害が拡大したとも言われています。
このため、協議会では農家と相談し、市販の送風機で冷気を動かして滞留を防ぐことで、凍霜害を軽減できないか現地で検討を行いました。4月の低温が予想される夜間に送風機を回し、送風機の設置有無による花芽の被害を調査しました。
今年は厳しい低温は少なかったため、効果は判然としませんでしたが、来年に向けた改善点などを話し合いました。
普及センターは協議会の構成員として、農家との話し合いなどをサポートしてきました。農家の参考となる試験になるよう、今後も支援していきます。


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