【R7・発生予察・第1号】病害虫発生予察情報(3~4月)(令和7年3月3日発行)
1 情報の要点
(1)水稲
ア 細菌病類の発生量がやや多の予報です。育苗期、特に緑化・硬化中の被覆による温度管理に注意しましょう。
イ いもち病、ばか苗病の発生量がやや多の予報です。もみ殻、稲わら等は伝染源になるので、作業室や育苗ハウス及びその周辺に置かないよう心掛けましょう。
(2)りんご
ア 腐らん病の発生量がやや多の予報です。発病や前年の病斑からの再進展は3月頃から確認されるので、園地を注意して観察し、見つけ次第病斑部の剪除、削り取りを行いましょう。
イ ハマキムシ類の発生時期が早く、発生量が多の予報です。展葉3日後に有機リン剤による防除を行いましょう。
ウ キンモンホソガの越冬世代羽化時期が早く、発生量が多の予報です。前年秋期に多発した園地では、羽化前(りんごの芽出前)までに園地内の被害落葉を処分しましょう。
2 農薬の安全使用
(1)農薬の使用にあたっては、他作物や周辺環境に影響が及ばないように十分配慮し、対策を講じましょう。
(2)水稲等で箱施用剤を使用する場合には、後作に影響のない場所で使用するか、ハウス内では無孔のビニールシートを使用する等、農薬が土壌に残留しないよう対策を徹底しましょう。
-御注意-
PDFファイルは全てウイルスチェックを行っていますが、万一のために、ダウンロード後再度ウイルスチェックを行うことをお勧めします。
【利用上の注意】
本資料は、令和7年2月26日現在の農薬登録情報に基づいて作成しています。
・農薬は、使用前に必ずラベルを確認し、使用者が責任を持って使用しましょう。
・農薬使用の際は(1)使用基準の遵守 (2)飛散防止 (3)防除実績の記帳を徹底しましょう。
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このページに関するお問い合わせ
岩手県農業研究センター 病害虫防除部 病害虫防除課
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