【R5・発生予察・第3号】病害虫発生予察情報(6月)(令和5年5月31日発行)

ページ番号2010581  更新日 令和6年3月22日

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1 情報の要点
(1)水稲
ア いもち病の発生はやや多の予報です。補植用取置き苗はいもち病の伝染源となるので、直ちに処分しましょう。
イ 斑点米カメムシ類であるアカスジカスミカメ幼虫のふ化盛期を迎えています。ふ化盛期の前後5日間に地域一斉に水田畦畔、牧草地、雑草地、農道等の草刈りを行い、その後も、イネ科植物を出穂させないような管理を心がけましょう。
(2)りんご
ア 褐斑病の発生が過去最も早く確認されています。発生を確認したら、速やかに効果の高い薬剤で特別散布をしましょう。
イ キンモンホソガの発生は多、第1世代羽化盛期が早い予報です。注意してマインを観察し、第1世代の羽化状況に応じて薬剤防除を行いましょう。
(3)野菜・花き
ア ねぎではネギアザミウマの発生がやや多の予報です。発生初期の防除を心がけ、アザミウマの被害が見られたら、散布ムラが生じないように畝の両側から茎葉散布を行いましょう。
イ りんどうではリンドウホソハマキ越冬世代成虫の羽化が例年より早く確認されています。成虫や潜葉痕、食害痕が確認されたら直ちに防除を実施しましょう。

2 農薬の安全使用
(1)岩手県では、6月1日から8月31日までを農薬危害防止運動期間と定め、農薬の使用や販売に関する正しい知識の普及・啓発をはじめとする各種の取り組みを実施します。
(2)農薬の使用にあたっては、他作物や周辺環境に影響が及ばないよう十分配慮し、対策を講じましょう。

-御注意-
PDFファイルは全てウイルスチェックを行っていますが、万一のために、ダウンロード後再度ウイルスチェックを行うことをお勧めします。

 

【利用上の注意】
本資料は、令和5年5月24日現在の農薬登録情報に基づいて作成しています。
・農薬は、使用前に必ずラベルを確認し、使用者が責任を持って使用しましょう。
・農薬使用の際は(1)使用基準の遵守(2)飛散防止(3)防除実績の記帳を徹底しましょう。

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このページに関するお問い合わせ

岩手県農業研究センター 病害虫防除部 病害虫防除課
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