試験研究成果書(花き)
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令和5・普及「7月下旬~8月上旬開花の切り花向け青色りんどうF1品種『いわてEB-4号』の育成」 (PDF 308.3KB)
「いわてEB-4号」は、7月下旬~8月上旬に開花する切り花向け青色りんどうF1品種で、花色が濃く、形質の斉一性が高い。 -
令和5・指導「鉢花りんどう『いわて八重の輝きブルー』における挿し穂冷蔵法の適用性」 (PDF 360.1KB)
「いわて八重の輝きブルー」において、挿し穂冷蔵法は適用可能であり、8週間までは無冷蔵と同等の成苗率を得られる。また、冷蔵期間に応じて開花期を遅らせることができ、継続出荷が可能となる。 -
令和5・指導「りんどう晩生品種『いわて中秋のあい』における全茎収穫栽培の適用条件」 (PDF 1.4MB)
晩生品種「いわて中秋のあい」において、切り下株の節数を15節残して全茎収穫を行うと、処理翌年の草勢を慣行とほぼ同等に維持でき、草丈175cm前後を確保できるほ場では上位規格を中心とした収量が慣行を上回る。 -
令和5・指導「りんどう『いわて中秋のあい』におけるモザイク病の発生特徴と防除対策」 (PDF 377.7KB)
りんどう「いわて中秋のあい」の着蕾後の葉に発生する退緑斑紋症状は、キュウリモザイクウイルス(CMV)によるモザイク病の一症状である。モザイク病の多発要因は、媒介虫( 有翅アブラムシ) に対する生育期前半(5~6月)の防除圧の低下である。 -
令和4・普及「りんどう早生品種『いわて夏のあい』における千鳥疎植栽培の軽労・増収効果」 (PDF 294.9KB)
りんどう早生品種「いわて夏のあい」に千鳥疎植栽培を適用すると、慣行栽培よりも株仕立て時間が短縮され、商品花本数が多くなり、4年間の収益も高くなる。 -
令和4・普及「リンドウ黒斑病の発生生態と重点防除時期」 (PDF 329.3KB)
リンドウ黒斑病は、入梅期(7月上旬)から感染が始まり、初発生はフラワーネットに隣接した畦外側の中位葉でみられる。着蕾期(8月)になると、上位葉にも発生し被害をもたらす。例年発生が多いほ場では、早期発生を抑えるため6月下旬にピラジフルミド水和剤を散布すると効果的に防除できる。 -
令和4・指導「りんどう千鳥疎植栽培における株の肥大効果」 (PDF 334.2KB)
りんどうの定植2年生株及び4年生株において、千鳥疎植栽培は慣行栽培よりも株が肥大し、越冬芽数も多くなる。 -
令和3・普及「鉢花向け濃桃色りんどう品種『Bzc-1 mut1』の育成」 (PDF 412.7KB)
「Bzc-1 mut1」は、「Bzc-1」への重イオンビームを用いた突然変異育種により作出した濃桃花色の栄養繁殖性鉢花用品種である。花色以外の形質が「Bzc-1」とほぼ変わらないことから、セット販売が可能である。 -
令和3・指導「栄養系鉢花りんどう『Bzc-1』における挿し穂冷蔵法」 (PDF 599.4KB)
「Bzc-1」では、5cm程度に揃えた挿し穂をビニール袋内で縦に並べて発泡スチロールの箱に入れ、家庭用冷蔵庫で冷蔵すると6週間までは貯蔵可能であり、無冷蔵区と同等の成苗率が得られ、その後の品質への影響も少ない。 -
令和2・指導「リンドウ黒斑病に対する数種殺菌剤の防除効果」 (PDF 737.1KB)
リンドウ黒斑病に対する数種殺菌剤の防除効果を明らかにした。本病に対し、ピラジフルミド水和剤は高い防除効果を示し、イミノクタジン酢酸塩液剤はやや低い防除効果を示す。 -
令和元・普及「7月下旬~8月上旬開花の切り花向け青色りんどうF1品種『いわてEB-3号』の育成」 (PDF 337.5KB)
「いわてEB-3号」は、7月下旬~8月上旬に開花する切り花向け青色りんどうF1品種で、頂花房は開花しやすく、形質・開花の斉一性が高い。 -
令和元・普及「新奇性の高い鉢花向け八重咲きりんどう『いわてDfG PB-1号』の育成」 (PDF 439.4KB)
「いわてDfG PB-1号」は、りんどうの需要拡大を目的に育成した栄養繁殖性の鉢花向け青色品種であり、側枝の発生数や総花蕾数が多く、最大の特長は八重咲きである。 -
令和元・指導「りんどう早生品種『恋りんどう』における全茎収穫栽培の適用条件」 (PDF 412.6KB)
りんどう早生品種「恋りんどう」は、草丈140cm程度の圃場で切り下株の高さ50cmを残して全茎収穫すると慣行並みの草勢を確保しながら、収量向上を図ることができる。 -
平成30・普及「鉢花向け青色リンドウ品種『Bzc-1』の育成」 (PDF 473.7KB)
「Bzc-1」は、青色の栄養繁殖性鉢花用リンドウ品種で、花冠裂片が大きく外反する。また、採穂用親株を施設内無加温管理しても、9月上旬に出荷できる。 -
平成30・指導「リンドウ種子の長期貯蔵技術」 (PDF 197.8KB)
リンドウ種子は、室内で十分に乾燥させた後、冷凍貯蔵により少なくとも10年間出芽率を維持することができる。また、その後も順調に生育し、健全苗となる。 -
平成30・指導「リンドウまだら退色症状の発生における品種間差異」 (PDF 347.9KB)
近年晩生品種で発生が確認されたリンドウまだら退色症状の発生程度には明らかな品種間差異が見られる。それを参考に地域の実状に応じて品種を選択する。 -
平成30・指導「リンドウの定植後ジベレリン処理による生育促進効果」 (PDF 183.6KB)
リンドウ7品種において、定植後(2週間後)のジベレリン(GA)処理による生育促進効果には品種間差がみられる。特に、「いわてLB-3号」及び「アルタ」では、定植3年目においてGA処理の優位性が高い(立茎数増加及び出荷上位規格大幅増加)。 -
平成30・指導「リンドウの適正窒素施肥量」 (PDF 328.4KB)
近年、岩手県農業研究センターで育成された極早生、早生、晩生のリンドウの窒素施肥量を検証した。定植年および2年目は各品種とも標準の半量、3年目以降は早晩生により異なり、極早生品種については標準の半量で生育に影響がない。 -
平成30・指導「リンドウの補給型施肥による生育への影響」 (PDF 356.2KB)
リンドウ栽培において、リン酸施肥量を減らした補給型施肥を5年間続けても、従来型施肥と同等の生育が得られる。また土壌中の可給態リン酸含量の低下はみられない。 -
平成30・指導「リンドウ切り花の出荷時期調整のための低温管理方法」 (PDF 333.1KB)
エゾ系リンドウの切り花は、品質保持剤を使用しバケットで低温管理することで、産地で1週間、出荷時期を調節することが可能である。 -
平成30・指導「リンドウ切り花のエチレン感受性と品質保持剤の効果」 (PDF 426.7KB)
エゾ系品種のエチレン感受性はやや低く、STSの処理による日持ち延長効果は低い。ササ系品種のエチレン感受性は高く、STSによる日持ち延長効果は高い。 -
平成29・普及「法面被覆に用いるイブキジャコウソウの導入効果」 (PDF 465.2KB)
農地の法面被覆に用いるイブキジャコウソウの効率的な栽培管理方法を取りまとめた。この方法では育苗や定植方法等を改良し、従来方法に比べて労働時間及び導入経費の削減が図られる。また、法面にイブキジャコウソウを導入することで、ほ場単位の畦畔管理作業時間は慣行の刈払作業に比べて約20~40%低減できると試算される。 -
平成29・指導「リンドウ極早生品種『いわて夢あおい』における全茎収穫を可能とする収穫後のジベレリン処理技術(追補)」 (PDF 650.2KB)
リンドウ極早生品種「いわて夢あおい」の全茎収穫後の越冬芽(切株)にジベレリン100ppm液を株当たり5~10ml散布することで翌年の開花日が慣行より1~2半旬程度前進するが、その効果は処理翌年のみとなる。ジベレリン連年処理による切り花本数の減少は見られない。 -
平成28・普及「9月中下旬開花の切り花向け青色リンドウF1品種『いわてLB-5号』及び『いわてLB-6号』(商標:いわて中秋のあい)の育成」 (PDF 287.2KB)
「いわてLB-5号」及び「いわてLB-6号」は、9月中下旬に開花する切り花向け青色リンドウF1品種で、本県育成既存晩生品種と比べて花が大きく、上位葉の着生角度が鋭角で草姿が良く、鑑賞価値が高い。 -
平成28・指導「リンドウ極早生品種『いわて夢あおい』における全茎収穫を可能とする収穫後のジベレリン処理技術」 (PDF 835.3KB)
リンドウ極早生品種「いわて夢あおい」の全茎収穫後の越冬芽(切株)にジベレリン100ppm液を株当たり5~10ml散布することで、翌年も全茎収穫が可能となり、慣行の収穫方法と比較して、S規格を中心に株当たり2本程度の増収が可能となる。 -
平成28・指導「ササリンドウの主塊茎と副塊茎に着目した株の経年推移」 (PDF 422.5KB)
ササリンドウの花茎数は、主塊茎では株齢によってほとんど増加しないが、一次副塊茎では大きく増加する。 -
平成28・指導「きくの害虫キクヒメタマバエに対する数種殺虫剤の防除効果」 (PDF 300.7KB)
虫こぶ中のキクヒメタマバエに対するMEP乳剤、プロチオホス乳剤およびエトフェンプロックス乳剤の殺虫活性は高い。 -
平成27・普及「8月上中旬開花の切り花向け青色リンドウF1品種『いわてEB-2号(いわて夏のあい)』の育成」 (PDF 307.9KB)
「いわてEB-2号(いわて夏のあい)」は、8月上中旬に開花する切り花向け青色リンドウF1品種で、既存早生品種「マジェル」と比べて頂花房が開花しやすく、形質・開花の斉一性が高い。 -
平成27・普及「8月中旬開花の切り花向け青色リンドウF1品種『いわてMB-2号(いわて晩夏のあい)』の育成」 (PDF 356.6KB)
「いわてMB-2号(いわて晩夏のあい)」)は、8月中旬に開花する切り花向け青色リンドウF1品種で、既存中生品種「いわて」と比べて花色が濃く、頂花房が開花しやすく、形質・開花の斉一性が高い。 -
平成26・普及「7月中旬開花の切り花向け青色リンドウF1品種『いわてVEB-7号(いわて夢ぎんが)』の育成」 (PDF 516.3KB)
「いわてVEB-7号(いわて夢ぎんが)」は、7月中旬に開花する切り花向け青色リンドウF1品種で、既存極早生品種「キュースト」と比べて形質・開花の斉一性が高い。 -
平成26・普及「7月下旬~8月上旬開花の切り花向け青色リンドウF1品種『いわてEB-1号(いわて恋りんどう)』の育成」 (PDF 672.3KB)
「いわてEB-1号(いわて恋りんどう)」は、7月下旬~8月上旬に開花する切り花向け青色リンドウF1品種で、既存早生品種「マジェル」と比べて頂花房が開花しやすく、形質・開花の斉一性が高い。 -
平成26・普及「県北地域に適する露地無側枝性ギクの品種特性」 (PDF 203.4KB)
県北地域の需要期出荷に適し特性の優れた露地無側枝性ギク品種は、盆需要期に採花できる「笑の潮」「笑の東」、および彼岸需要期に採花できる「笑王」「笑の空」「笑の旭」「笑の隼」である。 -
平成26・指導「イブキジャコウソウの効率的な育苗・定植方法」 (PDF 515.6KB)
農地の法面被覆に用いるイブキジャコウソウの効率的な育苗、定植方法を開発した。この方法では、慣行より大きい50穴セル苗を使用し、防草シートを設置して40cm間隔の疎植で定植することにより、慣行の方法に比べて定植初年目の労働時間及び導入経費を約半分程度に削減することができる。 -
平成26・指導「露地無側枝性ギクの成長調整剤処理法」 (PDF 237.4KB)
露地無側枝性ギク「笑の潮」「笑の東」「笑王」「笑の空」「笑の隼」はプロヘキサジオンカルシウム塩水和剤200倍、2回処理により、花首長が短くなり、出荷規格に適合する割合が高まる。また、「笑の旭」は成長調整剤処理が不要である。 -
平成26・指導「リンドウホソハマキに対する数種殺虫剤の防除効果(追補)」 (PDF 225.8KB)
フルベンジアミド水和剤およびスピネトラム水和剤ともに、越冬世代羽化盛期とその10日後の2回散布による防除効果は、いずれかの時期の1回散布より高い。第2世代を対象とした場合も、やや効果は低くなるがこれら薬剤の2回散布による防除は有効である。 -
平成25・普及「9月上旬開花の切り花向け青色リンドウF1品種『いわてLB-3号(仮称)』の育成」 (PDF 336.6KB)
「いわてLB-3号(仮称)」は、県中南部で9月上旬に開花する切り花向け青色リンドウF1品種で、既存晩生品種「ジョバンニ」と比べて頂花房が開花しやすく、形質の斉一性が高い。 -
平成25・普及「9月上中旬開花の切り花向け青色リンドウF1品種『いわてLB-4号(仮称)』の育成」 (PDF 295.0KB)
「いわてLB-4号(仮称)」は、県中南部で9月上中旬に開花する切り花向け青色リンドウF1品種で、既存晩生品種「ジョバンニ」と比べて頂花房が開花しやすく、形質の斉一性が高い。また、葉が小さく草姿が良い。 -
平成25・指導「リンドウ種子生産におけるリンドウ子房輪紋症ウイルスの伝搬経路と対策」 (PDF 235.8KB)
リンドウ子房輪紋症(仮称)はウイルスにより発症し、花粉により伝染する。花粉のGRSVの有無をRT-PCR法で検定し、無毒花粉を用いることで発症を防ぐことができる。 -
平成25・指導「県北地域における無側枝性ギク(露地栽培)の窒素施肥量」 (PDF 167.6KB)
県北地域における無側枝性ギク露地栽培の10アール当たり適正窒素成分量は、9月咲き品種は6~10kg、8月咲き品種は「笑の潮」12~14kg、「笑の香」「笑の想」8~10kgである。 -
平成24・指導「リンドウホソハマキに対する数種殺虫剤の防除効果」 (PDF 21.7KB)
リンドウホソハマキに対する数種殺虫剤の防除効果を明らかにした。本種に対する高い効果が以前に確認されているペルメトリン水和剤は比較的効果が低く、スピネトラム水和剤およびフルベンジアミド水和剤の防除効果は高い。 -
平成24・指導「県北地域におけるりんどう『いわて夢あおい』露地トンネル栽培の不織布被覆期間およびその効果」 (PDF 21.5KB)
県北地域において「いわて夢あおい」を、3月下旬から5月中旬に不織布被覆による露地トンネル栽培した場合、草丈は伸長する傾向にあるが、開花促進効果は1~3日程度の前進にとどまる。 -
平成23・普及「りんどう選花作業台セットによる選花作業時間の短縮効果」 (PDF 321.4KB)
りんどうの選花作業に選花台セットを用いた場合、選花作業に要する時間は最大25%短縮される。 -
平成23・普及「10月上旬開花の切り花向け青色リンドウF1品種『いわてVLB-1号(いわて夢みつき)』の育成」 (PDF 502.3KB)
「いわてVLB-1号(いわて夢みつき)」は10月上旬開花の切り花向け青色リンドウF1品種で、既存晩生品種「ジョバンニ」と比べて頂花房が開花しやすく、形質のばらつきが少ない。 -
平成23・指導「小ぎくの収穫調製作業に影響を及ぼす要因と改善方向」 (PDF 213.7KB)
小ぎくの収穫調製作業の能率を高めるためには、栽培管理を徹底し生育の斉一化を図るとともに、動作経済の原則に基づき作業の動作範囲を狭めたり、身体への負担の少ない姿勢で作業することが重要である。 -
平成23・指導「リンドウ早生品種における発蕾から開花までの日数増加・減少程度の判断指標」 (PDF 255.6KB)
リンドウ早生品種における発蕾から開花までの日数の増加・減少の程度は、「発蕾から花弁抽出」「花弁抽出から開花」の各生育ステージともに、期間平均気温が1℃上昇または下降するごとに、概ね 1.5 日増加または減少することを指標として判断する。 -
平成23・指導「リンドウ越冬芽を用いた超低温保存法」 (PDF 388.1KB)
リンドウ品種の原体や親系統を維持するため、低温にあたったリンドウの株の越冬芽を用いることで保存前の培養を要しない簡易な超低温保存法が可能となる。低温処理や前培養を省くことで、処理時間も5時間程度に短縮される。 -
平成23・指導「エゾリンドウの主塊茎と副塊茎に着目した株の経年推移」 (PDF 71.5KB)
エゾリンドウの2~4年株を分解調査したところ、3年株から4年株にかけて主塊茎は衰退し、副塊茎は維持される。 -
平成22・普及「9月下旬開花の切り花向け青色リンドウF1品種『いわてLB-2号(いわて夢みのり)』の育成」 (PDF 58.2KB)
「いわてLB-2号(いわて夢みのり)」は9月下旬開花の切り花向け青色リンドウF1品種で、既存晩生品種「ジョバンニ」と比べて頂花房が開花しやすく、形質の斉一性が高い。 -
平成22・普及「りんどうの選花作業労力を軽減させる選花作業台セットの開発」 (PDF 246.8KB)
りんどうの選花作業を行う作業台1基と規格毎に選別したりんどうを入れる5基の運搬箱からなるりんどう選花作業台セットを開発した。りんどう選花作業台は天板に最も数量が多い規格のりんどうを落下させる穴が空けられ、穴の下には最も多い規格のりんどうを入れる運搬箱が1つ設置される。その他の運搬箱は作業台の両脇に作業者を囲むように配置され、作業者は天板に横方向にりんどうを置き、腕と指を前後に動かして選別することにより、りんどうの選花作業を軽減できる。 -
平成22・指導「りんどう収穫調製作業に影響を及ぼす要因と改善方向」 (PDF 187.3KB)
りんどうの収穫調製の作業能率を高めるためには、収穫と選花作業の前工程である生育の斉一化と病害虫防除の徹底と選花作業の作業域を狭めることが重要である。 -
平成22・指導「リンドウ種子の発芽促進を目的としたジベレリン浸漬時間」 (PDF 32.1KB)
発芽促進を目的としたリンドウ種子のジベレリン(100ppm)浸漬時間を48時間とすることで高い発芽勢、発芽率が得られる。この場合、出芽率、苗質に問題はない。 -
平成22・指導「採花期間のりんどうにおける新根の分布位置に合わせた効果的な施肥」 (PDF 34.9KB)
現地ほ場等の事例調査から、採花期間のりんどうでは排水性が良好なほど通路まで根が伸張する。新根の分布位置と施肥位置が一致した場合に、施肥効果が高まる。 -
平成22・指導「県北地域における夏秋ギク系小ギクの長期継続出荷法」 (PDF 29.8KB)
県北地域において、4月下旬定植(慣行作型)に、2番穂を利用した5月下旬定植、整枝時に摘除する側枝を活用した6月下旬定植の作型を組み合わせることにより、夏秋ギク系小ギクの同一品種による8月上旬~9月上旬の継続出荷が可能である。 -
平成22・指導「県北地域における小ギク7月咲品種による8月盆出荷向け栽培法」 (PDF 31.7KB)
県北地域において、7月咲品種を親株のトンネル被覆無しで管理し、5月中~下旬に定植することにより、8月盆向け出荷が可能である。 -
平成21・指導「リンドウ褐斑病の発生生態と防除対策(追補)」 (PDF 83.3KB)
リンドウ褐斑病の第一次伝染源は前年罹病残さである。葉面濡れ時間が感染の制限要因であり24時間では感染せず、長時間の濡れを必要とする。感染温度は15~25℃である。潜伏期間は、感染後の温度が25℃では約14日間であり、温度が低いと長くなる。罹病葉上には無色、箒状の胞子体を形成し、雨滴とともに分生子が分散する。 -
平成21・指導「リンドウ炭疽病の薬剤防除適期」 (PDF 21.1KB)
リンドウ炭疽病は、7月上旬頃から発生し、梅雨期間中に発病増加する。本病の薬剤防除適期は側芽が発生する期間(イーハトーヴォでは6月上旬~下旬)である。 -
平成21・指導「りんどう極早生種『キュースト』の半促成栽培における栽培特性」 (PDF 22.2KB)
りんどう極早生種「キュースト」は、半促成栽培における県北地域での採花期は6月下旬となり、露地栽培に比べ25日程度早まる。また、株の生産力は2年程度維持でき「早生3」などの既存品種と同等である。 -
平成21・指導「りんどう半促成栽培における生産力維持に及ぼす残茎数の影響」 (PDF 22.3KB)
りんどうの半促成栽培において株の生産力を2年間維持するためには、採花時に2本以上の茎葉を残す必要がある。 -
平成21・指導「遠距離輸送に対応したりんどうの鮮度保持技術」 (PDF 34.1KB)
りんどうの遠距離輸送に対応する保管・流通温度は5~15℃が花の萎れや褐変、葉の黄変・枯れが少なく、適する。また、鮮度保持にエチレン阻害剤であるSTS前処理剤が有効であるが、効果に品種間差が大きいことが明らかになった。 -
平成20・普及「品種 鉢物用リンドウ『花研鉢2(ももずきんちゃん)』」 (PDF 50.3KB)
「花研鉢2(ももずきんちゃん)」は桃色の栄養繁殖性鉢物用品種で、採穂用親株を無加温で管理しても8月下旬~9月上旬に出荷できる。 -
平成20・普及「リンドウの肥効調節型肥料(シグモイド型)を利用した株養成期間の低コスト施肥法」 (PDF 30.9KB)
肥効調節型肥料(シグモイド型)を用いて株養成期間の施肥を行った場合、施肥回数を1回のみとすることができる。その場合の窒素施肥量は慣行の25%の減肥が可能であり、肥料費を最大で30%程度軽減できる。 -
平成20・普及「県北地域における9~10月出荷用小ぎくの栽培体系」 (PDF 146.8KB)
県北地域において9~10月出荷用小ぎくは、定植期を慣行体系より10~30日遅くすることにより適正な切り花長となる。また、栽培期間が短縮することにより農薬の散布回数・散布量を削減できる。 -
平成20・普及「リンドウの育苗中に発生する苗腐敗症の発生生態と薬剤防除対策」 (PDF 35.3KB)
リンドウの苗腐敗症は、本葉の斑点だけでなく、苗立ちの不良と欠株、子葉の褐変を引き起こす。イプロジオン水和剤(ロブラール水和剤)による種子浸漬処理は、本症状による欠株および腐敗苗の発生を防止するのに有効である。本葉の斑点発生を防止するためには、本剤で種子浸漬するとともに、本葉2対目が出始める時期に本剤を散布する。 -
平成20・指導「A4菌により作出したわい性リンドウ『A4PB No.34-25(いわてDPB1号)』の特性」 (PDF 64.2KB)
「A4PB No.34-25(いわてDPB1号)」は、全体的に小型となる新形質リンドウであり、草丈が低く、小花・多花性で、摘心なしでもボリュームがとれる。貴重なわい性遺伝資源であり、育種素材としての活用が期待できる。 -
平成20・指導「パンジー鉢上げ用土としての杉樹皮培地の利用技術」 (PDF 24.8KB)
杉樹皮培地に黒土を30%混合し、この混合培土1リットル当たり肥効調節型肥料を1.5グラム施用することにより、低コストなパンジー鉢上げ用土として利用できる。 -
平成20・指導「リンドウ種子の調製・貯蔵技術」 (PDF 23.4KB)
リンドウの採種後は、さく果から種子を取り出して乾燥させることにより、播種後のカビの発生する割合が低減され、子葉展開個体率が向上する。その種子を凍結貯蔵することにより、採種後2年間は貯蔵前と同程度の子葉展開個体率を維持できる。 -
平成20・指導「等温遺伝子増幅法(ICAN法)を用いたキクわい化病の簡便な検定法」 (PDF 145.5KB)
キクわい化病の検定法において、つまようじで調製した試料をCycleave ICAN CSVd Detection Kit(ICAN法)に供することで、特別な実験設備を必要とすることなく検定することができる。本法の検出精度は従来の検定法(RT-PCR法)と同等であり、10検体当たりおよそ1時間30分で検定することができる。 -
平成20・指導「リンドウこぶ症の発生実態調査に基づく当面の発生防止対策」 (PDF 32.5KB)
圃場内におけるこぶ症株の発生は、「リンドウ圃場」や「未舗装道」が隣接する畦畔際に発生が多い。畦畔に沿って明きょを設置している側からの発生は認められない。ササリンドウやその種間交雑種では、発生頻度が低い。当面の発生防止対策として、発生リスクが高い畦畔隣接環境を有する圃場にリンドウを定植する際には、畦畔とリンドウ定植畦との距離を離すとともに、畦畔際への明きょの設置や、ササリンドウ及びその種間交雑種の配置を行う。 -
平成19・普及「グラウンドカバープランツとしてのイブキジャコウソウによる農地法面の植生管理」 (PDF 38.5KB)
イブキジャコウソウは、4月下旬以降の萌芽した枝を挿し穂に用いて容易に繁殖が可能であり、定植当年の秋及び翌年秋の被覆度はそれぞれ約60%、80%と被覆能力が高い。 -
平成19・普及「品種 りんどう 新盆出荷可能な『極々早生6(いわて夢あおい)』」 (PDF 86.7KB)
「極々早生6(いわて夢あおい)」は青紫色の切花品種で、最も早い既存品種の「キュースト」に比べ10日~2週間早く開花することから露地栽培で新盆需要(7月上旬)に対応できる。 -
平成19・指導「ビブルナム オプラス『スノーボール』の切り枝促成技術」 (PDF 36.9KB)
ビブルナム オプラス「スノーボール」は、5℃以下の低温に1,600時間以上遭遇した枝を、最低気温15℃で促成すると、約1ヶ月で出荷適期になる。 -
平成19・指導「固化培地育苗または直まきによるスターチスの高品質、多収生産技術」 (PDF 39.1KB)
スターチス・シヌアータは、固化培地育苗または直まきにより、株当たり良品採花本数、上位規格品本数とも増加できる。 -
平成19・指導「籾殻を利用したりんどうコンテナ促成栽培用培地の軽量化」 (PDF 25.7KB)
りんどうのコンテナ促成栽培において、典型腐植質グライ台地土の水田土に対し籾殻を容積比で30~50%混合した場合、水田土単独に比べ切り花品質や採花本数が向上し、上位規格品も増加する。コンテナ重量は30kgを下回り、水田土単独に比べ2分の1~3分の2以下の重量となる。 -
平成19・指導「施設花きに発生するインパチエンスネクロティックスポットウイルス(INSV)の発生源と重点防除時期」 (PDF 24.2KB)
INSVを保毒したミカンキイロアザミウマは、育苗施設内で5~6月にかけて多く発生する。ベゴニアではINSVに感染し施設内で越年した栄養繁殖系親株が翌年の発生源となる。INSVは育苗施設内で感染するリスクが高いので、育苗期間中のINSVに対する防除対策を講じる。 -
平成19・指導「りんどうのカンザワハダニに対する薬剤の残効期間」 (PDF 24.4KB)
優占種であるカンザワハダニを対象に主要薬剤の残効期間を検定した。エトキサゾール水和剤、クロルフェナピル水和剤、ミルベメクチン水和剤及びアセキノシル水和剤は、3週間の残効が期待できる。 -
平成18・普及「平成19年度雑草防除指針に採用した花き除草剤」 (PDF 19.4KB)
ペンディメタリン乳剤(ゴーゴーサン乳剤30)の除草効果と薬害を検討した結果、実用性が確認されたので雑草防除指針に採用した。 -
平成18・指導「岩手県オリジナルりんどうF1品種採種用親系統の組織培養による維持・増殖システム」 (PDF 26.1KB)
えぞりんどうの採種用親系統について、各種培養法の適用性を整理し、維持・増殖性による個体の分類を行った。また、組織培養による維持・増殖マニュアルを作成した。 -
平成18・指導「県中部におけるリンドウホソハマキ越冬世代羽化時期の変動」 (PDF 261.2KB)
県中部におけるリンドウホソハマキの越冬世代の羽化時期は、従来より遅い6月中旬であり、また、防除適期も従来より遅い6月2半旬である。 -
平成18・指導「りんどうハダニ類の薬剤感受性の実態」 (PDF 104.5KB)
りんどう主産地の21圃場について卵に対する薬剤感受性を検定した。ヘキシチアゾクス水和剤は一部地域で感受性の低下が認められた。また、りんご園に接した1圃場ではヘキシチアゾクス水和剤及びエトキサゾール水和剤に対し著しい感受性の低下が認められた。 -
平成18・指導「小ぎく『アイマムパープルレッド』および『アイマムアーリーホワイト』は県北地域において旧盆需要期出荷が可能である」 (PDF 43.9KB)
県北地域における岩手県オリジナル小ぎく「アイマム」シリーズの生育特性について検討したところ、「アイマムパープルレッド」は4月下旬~5月上旬定植、「アイマムアーリーホワイト」は4月下旬定植で旧盆需要期出荷が可能である。 -
平成17・普及「品種 秋ぎく系小ぎく『アイマムオータムイエロー(CM21)』黄色 スプレータイプ)」 (PDF 38.0KB)
秋ぎく系小ぎく「アイマムオータムイエロー(CM21)」は10月上旬咲きで黄色の小ぎくである。スプレーギク「ロマ」に小ぎく「小雨」を交雑して作出した品種であり、従来品種よりも側枝や孫芽の少ない形質をもつスプレータイプである。 -
平成17・普及「品種 秋ぎく系小ぎく『アイマムオータムレッド(CM28)』(赤紫色 スプレータイプ)」 (PDF 36.1KB)
秋ぎく系小ぎく「アイマムオータムレッド(CM28)」は10月中旬咲きで赤紫色の小ぎくである。スプレーギク「ロマ」に小ぎく「R-1」を交雑して作出した品種であり、従来品種よりも側枝や孫芽の少ない形質をもつスプレータイプである。 -
平成17・指導「えぞりんどうの葉片培養由来増殖個体は交配親として利用できる(追補)-増殖個体を用いた後代の均一性-」 (PDF 29.2KB)
えぞりんどうの葉片培養由来増殖個体を交配親とした交雑後代は、均一性が高く、変異も認められないことから、効率的な種子生産や育種に利用できる。 -
平成17・指導「鉢物りんどう『いわて乙女』の品質に及ぼす培土組成の影響」 (PDF 21.4KB)
鉢物用培土を赤玉土を主体とした組成にすることにより、株養成時の根腐れ発生が抑制される。 -
平成17・指導「りんどうこぶ症は栄養繁殖により伝達する(追補)-挿し木繁殖によるりんどうこぶ症の伝達性-」 (PDF 95.9KB)
りんどうこぶ症株から採穂、挿し木を行うと、こぶ症株に特異的な外観的症状ならびに師部組織の細胞増生が認められることから、りんどうこぶ症は挿し木繁殖により伝達する。りんどうこぶ症発生圃場からの採穂、挿し木繁殖は避ける。 -
平成17・指導「りんどうの露地栽培における養分吸収の実態と窒素施肥法」 (PDF 29.7KB)
りんどうの露地栽培において、早生品種(マシリィ)の場合10アール当たりの窒素吸収量が13kg以上で花段数4.5段以上、極晩生品種(アルビレオ)の場合15kg以上で6段以上を確保できる。平均的な10アール当たりの養分吸収量は、早生品種において窒素14kg、リン酸5kg、カリ18kgであり、極晩生品種においては窒素20kg、リン酸6kg、カリ27kgである。10アール当たりの窒素施肥量は、早生品種20kg、極晩生品種15kgが適当である。 -
平成17・指導「インパチェンスネクロティックスポットウイルス(INSV)によるリンドウえそ斑紋病の発生生態と防除対策」 (PDF 31.0KB)
INSV は、リンドウの茎葉に感染すると根および越冬芽に分布する。この保毒株を親株として利用すると、栄養繁殖により伝染する。防除対策は、親株の更新である。 -
平成17・指導「リンドウ炭疽病の発生生態と防除対策」 (PDF 250.2KB)
リンドウ炭疽病は、はじめ頂芽や側芽に感染・発病し、後に茎内部まで腐敗が進行して茎の折れ曲りを生じる。本病の伝染源は園地に隣接するニセアカシアであり、防除対策としてその伐採が有効である。 -
平成17・指導「リンドウ黒斑病の発生特徴と防除対策」 (PDF 38.5KB)
リンドウ黒斑病は8月下旬以降に発生し、主に採花部(本葉、がく片、花弁)に斑点を生じる。防除薬剤としては、クレソキシムメチル水和剤とメパニピリル水和剤が有効であり、発病前の8月から発病盛期の9月中旬にかけて予防散布すると防除できる。 -
平成17・指導「スターチス『アイスター』シリーズにおける肥効調節型肥料の効果」 (PDF 22.4KB)
スターチス栄養系品種「アイスター」シリーズの季咲作型では、肥効調節型肥料(NKロング140日タイプ配合肥料)の基肥施用により収量及び品質が向上する。同等の効果が得られる液肥の追肥施用に比べて実用性が高い。 -
平成17・指導「施設花きにおけるインパチェンスネクロティックスポットウイルス(INSV)の多発環境」 (PDF 24.7KB)
2005年に、県内のトルコギキョウおよびベゴニア生産圃場でINSVによるえそ斑紋病が新たに発生した。本病の発生環境として、花きの施設栽培、ミカンキイロアザミウマの発生、および育苗・本圃における花き残さおよび罹病株の廃棄の不徹底が挙げられる。 -
平成17・指導「パンジーセル成形苗の鉢上げ時低温貯蔵技術」 (PDF 28.6KB)
パンジーセル成型苗は鉢上げ適期苗の5~10℃で2週間の貯蔵が可能で、苗質を落とすことなく鉢上げ期間を拡大することができる。 -
平成17・指導「黒ボク土、バーク堆肥、生もみ殻を用いた地域資源配合花壇苗鉢上げ用土」 (PDF 39.1KB)
地域資源を利用した花壇苗鉢上げ用土の組成は、黒ボク土20~50%、バーク堆肥20~40%、生もみ殻0~20%、ピートモス10~30%の組み合わせが適当で、苗質を低下させることなく育苗できる。 -
平成17・指導「グラウンドカバープランツとしてのイブキジャコウソウの法面被覆効果」 (PDF 41.4KB)
グラウンドカバープランツとしてイブキジャコウソウを植生することで、法面被覆が維持され、雑草の抜き取り作業に係る時間が年々軽減される。また、イブキジャコウソウの植生法面では、斑点米カメムシ類の寄生が確認されない。 -
平成16・普及「品種 7月中旬に開花するりんどう『キュースト(極々早生1)』」 (PDF 157.4KB)
「極々早生1」は、エゾリンドウ系どうしを交雑することにより育成した、りんどう切花用品種であり、既存の極早生品種「マシリィ」より、5~9日早い7月3~4半旬に開花する青紫色品種である。 -
平成16・普及「品種 盆需要を補完する早生りんどう『マジェル(早生3S)』」 (PDF 200.4KB)
「マジェル(早生3S)」は親系統の選抜を繰り返しながら特性の安定化を図ることにより育成された品種であり、開花期が「マシリィ」より 5日程度遅く、「イーハトーヴォ」より10日程度早い、青色の早生品種である。 -
平成16・普及「品種 夏秋ぎく系小ぎく『アイマムピュアホワイト(CM18)』(白色 スプレータイプ)」 (PDF 188.0KB)
夏秋ぎく系小ぎく「アイマムピュアホワイト(CM18)」は9月中旬咲きで白色の小ぎくである。スプレーギク「アビヨン」に小ぎく「白舟」を交雑して作出した品種であり、従来品種よりも側枝や孫芽の少ないスプレータイプである。 -
平成16・普及「小ぎく『アイマム』シリーズに対するエテホン処理による開花調節効果」 (PDF 165.2KB)
エテホン200ppm溶液を摘心時及びその10日後に2回処理することにより、無処理と比較して「アイマムパープルレッド」では8~20日、「アイマムアーリーホワイト」では6~13日、「アイマムアーリーイエロー」では9~12日採花盛期が遅れる。 -
平成16・指導「りんどうこぶ症は栄養繁殖により伝達する」 (PDF 185.0KB)
りんどうこぶ症発症株の越冬芽や茎頂、葉片を用いた組織培養により、地上部の典型的な症状である節のこぶや茎の突起状細胞増生が再現でき、一部では根のこぶも再現された。発症株のこれらの組織には原因が存在し、栄養繁殖により伝達する。 -
平成16・指導「小ぎく『アイマムアーリーイエロー』及び『アイマムレモンイエロー』の定植前摘心栽培技術」 (PDF 32.6KB)
「アイマムアーリーイエロー」及び「アイマムレモンイエロー」を定植前(挿し芽時あるいは定植直前)に摘心することにより、側芽発生数は減少するが、採花時の切り花品質への大きな影響はない。また、「アイマムアーリーイエロー」では、挿し芽時に摘心することで採花期が3~5日前進する。 -
平成16・指導「スターチスの高増殖培養法」 (PDF 189.9KB)
スターチス「アイスター」シリーズの培養において、増殖培地と培養方法を改良して高増殖培養法を考案した。本手法を導入することにより、増殖率が5倍程度から30倍程度に向上し、小さめの苗ができることからセルトレイへの順化も可能となるため作業の効率化及び低コスト化につながる。 -
平成16・指導「インパチエンスネクロティックスポットウイルス(INSV)による鉢物リンドウの新ウイルス病『えそ斑紋病』の発生」 (PDF 235.8KB)
「ももこりん」と「あおこりん」の葉にはじめ退緑斑紋を生じ、後にえそ斑を形成する症状が発生した。病原は、県内未発生のインパチエンスネクロティックスポットウイルス(INSV)であり、本ウイルスによるりんどうでの被害は本邦初確認である。 -
平成15・普及「リンドウ褐斑病の発生生態と防除対策」 (PDF 21.3KB)
リンドウ褐斑病は6月下旬~7月下旬にかけて一次感染し、およそ2~3週間の潜伏期間を経て7月下旬~8月上旬に発病する。以降、二次伝染を繰返す。重点防除時期(6月下旬~7月下旬)の防除を徹底することで、8月以降の二次伝染を抑えることができる。 -
平成15・普及「品種 夏秋ぎく系小ぎく『アイマムオレンジ(CM17)』(橙色 スプレー咲き)」 (PDF 23.2KB)
夏秋ぎく系小ぎく「アイマムオレンジ(CM17)」は8月中旬咲きで橙色の小ぎくである。スプレーギク「エリアス」に小ぎく「みのる」を交雑して作出した品種であり、従来品種より側枝や孫芽の少ないスプレータイプである。 -
平成15・普及「品種 夏秋ぎく系小ぎく『アイマムレッド(CM20)』(赤色 スプレー咲き)」 (PDF 24.8KB)
夏秋ぎく系小ぎく「アイマムレッド(CM20)」は9月下旬咲きで赤色の小ぎくである。スプレーギク「アビヨン」に小ぎく「R-1」を交雑して作出した品種であり、従来品種より側枝や孫芽の少ないスプレータイプである。 -
平成15・指導「えぞりんどうの葉片培養由来増殖個体は交配親として利用できる」 (PDF 14.6KB)
えぞりんどうの葉片培養由来増殖個体を育成し、生育の均一性、花粉の充分な稔性を確認した。さらに、増殖個体間の交配により得られた後代でも切り花としての異常が認められなかったことから、葉片培養による増殖技術はF1育種における採種用親系統の生産・維持に有効である。 -
平成15・指導「キクえそ病病原ウイルスTSWVの現地における簡易迅速診断」 (PDF 259.4KB)
トマト黄化えそウイルス(TSWV)によるキクえそ病を、病徴観察と市販のウイルス診断キットによる茎を検体とした確認検定により、現地で簡易迅速に診断できる。 -
平成15・指導「中山間地域に適した宿根草・枝物の品目別収益性」 (PDF 61.6KB)
セントーレア・マクロセファラなど8品目は所得が見込まれ、これらの品目を組み合わせることで6月から3月までのほぼ周年出荷が可能である。 -
平成15・指導「枝物花木の寒冷地における栽培適応性」 (PDF 24.8KB)
枝物花木4種類17品目・品種を栽培して生育状況、耐寒性、収穫時期等を調査し、栽培適応性を明らかにした。 -
平成15・指導「枝物花木の仕立法(スモークツリー、シンフォリカルポス)」 (PDF 55.7KB)
スモークツリーは、主枝から10cm位置で剪定し、枝仕立を実施すると切り枝品質が向上する。仕立本数は1樹当り21~30本の枝仕立が適する。シンフォリカルポスは、地上高10cm位置で台刈し、枝仕立を実施すると切り枝品質が向上する。 -
平成14・普及「品種 夏秋ぎく系小ぎく『アイマムレモンイエロー(CM5)』(黄色 スプレー咲き)」 (PDF 17.5KB)
夏秋ぎく系小ぎく「アイマムレモンイエロー(CM5)」は9月中下旬咲きで黄色の小ぎくである。小ぎく「玉虫」に小ぎく「めだか」を交雑して作出した品種であり、従来品種より側枝や孫芽の少ないスプレータイプである。 -
平成14・普及「品種 秋ぎく系小ぎく『アイマムオータムホワイト(CM10)』白色 スプレー咲き)」 (PDF 18.9KB)
秋ぎく系小ぎく「アイマムオータムホワイト(CM10)」は10月中旬咲きで白色の小ぎくである。小ぎく「Y-2」にスプレーギク「アビヨン」を交雑して作出した品種であり、従来品種より側枝や孫芽の少ないスプレータイプである。 -
平成14・普及「品種 夏秋ぎく系小ぎく『アイマムパープルレッド(CM12)』(赤紫色 スプレー咲き)」 (PDF 19.5KB)
夏秋ぎく系小ぎく「アイマムパープルレッド(CM12)」は7月中下旬咲きで赤紫色の小ぎくである。小ぎく「はじめ」に小ぎく「紅とんぼ」を交雑して作出した品種であり、従来品種より側枝や孫芽の少ないスプレータイプである。 -
平成14・普及「品種 夏秋ぎく系小ぎく『アイマムアーリーホワイト(CM15)』(白色 スプレー咲き)」 (PDF 19.8KB)
夏秋ぎく系小ぎく「アイマムアーリーホワイト(CM15)」は7月下旬から8月上旬咲きで白色の小ぎくである。小ぎく「白舟」に小ぎく「みのる」を交雑して作出した品種であり、従来品種より側枝や孫芽の少ないスプレータイプである。 -
平成14・指導「中山間地域の生産に適する宿根草・花木の実需者ニーズ」 (PDF 100.8KB)
(1)実需者の望む草丈は宿根草で比較的短く対応しやすいが、枝物花木は十分な長さが必要である。(2)利用実績もあり、利用希望の高い品目は、花木のスモークツリー、宿根草のアルケミラ等である。(3)宿根草や枝物の利用用途は、準主役や脇役の位置づけが多く、それに向けた商品化を狙う。 -
平成13・普及「品種 夏秋ぎく系小ぎく『アイマム ホワイトピーチ(CM6)』(白桃色スプレー咲き)」 (PDF 29.7KB)
夏秋ぎく系小ぎく「アイマム ホワイトピーチ(CM6)」は9月中旬咲きの白桃色の小ぎくである。スプレーギク「ニコル」に小ぎく「白鳩」を交雑して作出した品種であり、側枝や孫芽の少ないスプレータイプである。 -
平成13・指導「ハイブリダイゼーション法によるウイロイドフリーきく母株の選抜法」 (PDF 62.0KB)
キクわい化病に感染していないきく母株(ウイロイドフリー母株)選抜のための高感度検定法としてハイブリダイゼーションを用いた実用的な診断系を確立した。被検葉からメンブレン吸着を行い(普及セ担当)、ハイブリダイゼーション後、化学発光検出する(農研セ担当)体系である。この方法で選抜した母株由来の株ではわい化病の発病がみられていない。 -
平成13・指導「鉢花りんどう『こりん』の鉢上げ直前の摘心による省力化」 (PDF 10.7KB)
りんどう栄養系鉢花品種「あおこりん」「ももこりん」の天挿し苗において、草姿改善を目的とした鉢上げ直前の摘心処理により、鉢上げ・活着後の摘心処理に比較して、品質を低下させることなく省力化が可能である。 -
平成13・指導「葉片培養によるりんどう採種用親系統(北海道系、えぞ早生系、矢巾系、磐梯系)の増殖法および順化技術」 (PDF 192.3KB)
りんどう採種用親系統北海道系、えぞ早生系、矢巾系、磐梯系(全てえぞりんどう)において葉片培養による増殖、順化育成が初めて可能となった。 -
平成13・指導「りんどう褐斑病の発生生態と防除時期」 (PDF 21.1KB)
リンドウ褐斑病は、7月上旬頃から一次伝染し、8月上旬頃に発病する。その後、雨が二次伝染を助長し圃場内に蔓延する。本病防除の基本は予防散布であり、重点防除時期は6月下旬から7月中下旬である。 -
平成13・指導「スターチス『アイスター』シリーズの培養による増殖法および順化技術」 (PDF 45.7KB)
スターチス「アイスター」シリーズ5品種において、効率的な増殖法及び順化育成技術を確立した。 -
平成13・指導「ラークスパーの抑制作型における短日処理の効果」 (PDF 19.2KB)
7月中旬以降定植の作型において、育苗期および定植後30日間の短日処理により、切花長、切花重の増加が見られ、2L品率が向上する。また、定植期により差があるが、短日処理により約10~20日間、開花を抑制することができる。 -
平成13・指導「中山間地域に適した宿根草・花木の特性」 (PDF 23.2KB)
中山間地域の厳しい気象条件でも生育が良好かつ省力的で、販売面でもメリットのある宿根草13品目、花木4品目を選定し、その特性を明らかにした。 -
平成12・普及「ジベレリン利用によるりんどうの株養成期間短縮技術」 (PDF 16.5KB)
りんどうの充実した定植直前の苗に、ジベレリン100ppmを散布して定植すると処理当年の生育が旺盛になることにより株養成期間が短縮され、定植翌年の2年目から株当たり3本程度の切り花収穫が可能になる。 -
平成12・普及「品種 夏秋ぎく系小ぎく『アイマムアーリーイエロー(CM1)』(黄色・スプレー咲き)」 (PDF 19.6KB)
夏秋ぎく系小ぎく「アイマムアーリーイエロー(CM1)」は、8月上旬咲きでお盆需要に出荷できる黄色の小ぎくである。スプレーギク「スージー」と小ぎく「めだか」の交雑により得られた個体「93-9」に小ぎく「まなざし」を交雑して作出した品種であり、従来品種より側枝や孫芽の少ないスプレータイプである。 -
平成12・普及「品種 夏秋ぎく系小ぎく『アイマムアーリーホワイト(CM3)』(白色・スプレー咲き)」 (PDF 21.1KB)
夏秋ぎく系小ぎく「アイマムアーリーホワイト(CM3)」は、9月上中旬咲きで白色の小ぎくである。小ぎく「白鳩」とスプレーギク「ニコル」を交雑して作出した品種であり、従来品種より側枝や孫芽の少ないスプレータイプである。 -
平成12・普及「品種 夏秋ぎく系小ぎく『アイマムピンク(CM7)』(桃色・スプレー咲き)」 (PDF 21.8KB)
夏秋ぎく系小ぎく「アイマムピンク(CM7)」は、9月下旬咲きの桃色の小ぎくである。小ぎく「白丸」にスプレーギク「ケベック」を交雑して作出した品種であり、従来品種より側枝や孫芽の少ないスプレータイプである。 -
平成12・指導「スターチス・シヌアータに発生するウイルス病」 (PDF 122.2KB)
県内でスターチス・シヌアータに発生するウイルス病の病原はCMV、CYVV、BBWV、TuMVであり、葉のモザイク・縮葉などの病徴を示した。県オリジナル栄養繁殖系品種の挿芽苗を養成する際、少発圃場では病徴観察で健全な母株を選定してよい。 -
平成12・指導「オリエンタル系ゆりプレルーティング処理球の二度切り栽培特性」 (PDF 23.8KB)
オリエンタル系ゆりの抑制栽培において、切り花後そのまま越冬させる二度切り栽培(据え置き栽培)にした場合、プレルーティング処理した球根の翌年度初夏の切り花品質は、プレルーティング処理を実施しない球根より優れ、球根当たりの有効茎数(販売本数)も多い。 -
平成12・指導「トルコギキョウの春出し作型における播種期」 (PDF 23.0KB)
トルコギキョウの春出し作型において、早生種「ネイルマリンネオ」及び「ネイルピーチネオ」では、9月上旬播種(11月中旬定植)で、5月末から2L出荷規格を満たす品質のよい切り花が得られる。 -
平成12・指導「光反射マルチによるトルコギキョウえそモザイク病の抑制効果」 (PDF 94.9KB)
CMV(キュウリモザイクウイルス)によるトルコギキョウえそモザイク病の防除にPET(ポリエチレンテレフタレート)アルミ蒸着マルチの使用が有効である。 -
平成12・指導「採花年早生りんどうに対する石灰質資材施用効果」 (PDF 95.9KB)
採花中の早生りんどうに対する石灰質資材の施用により、作土のpHと石灰飽和度が改善され、切り花のカルシウム吸収が促進して生育と品質が改善する。施用する資材は、土壌pH(H2O)5.0未満・石灰飽和度40%未満では炭カル・苦土カルを、土壌pH(H2O)5.0以上・石灰飽和度40%未満では石こうを用いることとし、いずれも改良目標は石灰飽和度40%・改良深10cm、萌芽期から展葉期にかけての畦面表層散布とする。 -
平成12・指導「キク矮化病の発生実態と対策」 (PDF 33.9KB)
キク矮化病(病原:キク矮化ウイロイド)が県内に広域に発生している。保毒母株からの採穂が重要な第一次伝染源となり、無病徴感染している例もある。対策は無毒株を母株とすることである。 -
平成12・指導「ガーデニング用素材としての中輪系シクラメンの栽培法」 (PDF 29.4KB)
近年需要が高まってきているガーデニング用のシクラメンの栽培法は、3号ないし2.5号ポリポットを使用し、3月播種で10月から出荷する体系が適している。 -
平成11・普及「栄養系鉢物りんどうの品質向上のための挿し穂調整法」 (PDF 53.4KB)
栄養系鉢物りんどうの「あおこりん」「ももこりん」は挿し穂の調整法により、品質や越冬芽形成に影響する。根の発生は節部が早く、越冬芽も節部に形成するため、天挿し、管挿しとも1節部を培土に埋設する。その場合、埋設する節部の1対葉、または片葉を除去する。「あおこりん」は3月下旬、4月下旬挿し木において採穂する茎の生育節数は7~9節が適し、頂部から4節までを天挿し2節、管挿し2節として利用する。「ももこりん」は3月下旬、4月下旬挿し木において採穂する茎の生育節数は8~9節が適する。3月下旬では天挿し2節、管挿し2節、4月下旬では天挿し2節で品質が向上する。 -
平成11・普及「簡易湿度コントロール装置によるハウスの湿度制御と灰色かび病防除効果」 (PDF 85.3KB)
換気扇と送風式石油ヒーターを連動させ、タイムスイッチで作動する簡易装置によってビニールハウス内の湿度をコントロールしたところ、花き類の灰色かび病の発生が極めて少なく、除湿機による湿度コントロールと同等の防除効果が認められた。 -
平成11・普及「ゆり切り花の貯蔵技術」 (PDF 18.2KB)
ゆりは採花後、前処理剤を含む水に立て、氷室あるいは冷温高湿庫利用により、品質を低下させず7日間貯蔵でき、出荷調整が可能である。また、堅切りで3日間貯蔵処理したものは、無処理区よりも葉が褪色しにくい。 -
平成11・指導「ハウス小ぎくの不耕起による年2回出し作型」 (PDF 19.8KB)
夏秋タイプ小ぎくを4月上旬にハウスに定植し、6月下旬から7月に採花し、採花後の株を引き抜き、伸長性の良い秋ギクタイプ小ぎくの品種は7月下旬に、他の秋ギクタイプ小ぎくは7月上中旬に定植すると、10月中旬から11月上旬に採花でき、床とマルチを再利用した、ハウスの有効利用による不耕起2回出し作型が可能である。 -
平成11・指導「県北地域におけるグラウンドカバープランツの有望品目とその特性」 (PDF 16.0KB)
中山間地に多く生じる法面や傾斜地のうち畑地法面を対象に、その保護・緑化に適したグラウンドカバープランツとして、耐寒性、耐暑性に優れ、早期被覆が可能で、景観形成能力の高い12品目を選定した。これら有望品目の2年目での被覆達成度から見た適正植栽密度とその苗経費及び数品目の低コスト造成法を明らかにした。 -
平成11・指導「土地利用型花木(ツルウメモドキ、ノイバラ)の栽培方法と出荷時期」 (PDF 13.3KB)
遊休地を活用できる土地利用型切り枝花木のツルウメモドキ、ノイバラの栽培方法及び出荷時期は、ツルウメモドキは植栽距離2メートル×2メートル、摘心による仕立て本数を4~5本とし、ノイバラは植栽距離2メートル×1メートルが収穫本数や作業性から実用的である。出荷時期は両品目とも10月上旬までの出荷が高単価である。 -
平成10・普及「スプレーギクの再電照による品質向上技術」 (PDF 14.0KB)
スプレーギクの栽培で電照打ち切り後の自然日長が12時間以下となる10月以降の作型では品質向上のために再電照(短日中断電照)を行う。再電照の開始時期は小花形成期とし、電照打ち切り後12~15日間自然日長とし、その後、5日間4時間の暗期中断電照を行うことで草丈、花梗長、側枝長が伸長し、かつ上位葉が大きくなり、品質が向上する。 -
平成10・普及「プレルーティングによるオリエンタル系ゆりの品質向上技術(追補)(2)カサブランカ、ルレーブ、シーウインドの好適処理条件」 (PDF 16.3KB)
本県の主要なオリエンタル系ゆり2品種と、葉焼け症が多発して問題となっている1品種を用いて、品質向上のための好適なプレルーティング処理温度と処理期間を明らかにした。 -
平成10・普及「プレルーティングによるオリエンタル系ゆりの品質向上技術(追補)(3)プレルーティング処理時の湿度条件と簡易処理技術」 (PDF 21.1KB)
オリエンタル系ゆりのプレルーティング処理時における湿度は、90%程度以上の高湿度条件が必要である。簡易処理技術として、加湿器利用で冷蔵庫内の湿度を処理期間中、飽和状態に保持して処理を行う場合には、充填材を用いなくても高品質の切り花が得られる。また、加湿器を利用しない場合の保湿用充填材としては、ピートモス以外にオガクズやモミガラの利用が可能である。 -
平成10・普及「スターチス・シヌアータ栄養系品種の挿し芽苗育成法」 (PDF 15.3KB)
スターチス・シヌアータは長さ8cm程度、葉数6枚程度、クラウン部の厚さ5mm程度に調整した穂をパーライト、細粒鹿沼土、川砂に挿すことによって高い発根率が得られる。発根の難易には品種間差があり、発根しやすい品種では70%程度の発根率で良質苗が得られる。 -
平成10・普及「スターチス・シヌアータ栄養系品種の作型組合せ法」 (PDF 64.0KB)
スターチス・シヌアータの栄養系品種は二度切り作型に挿し芽苗利用作型を組み合わせることで、長期出荷が可能となり収益性が向上し、苗コストを軽減できる。挿し芽苗利用作型は秋出し作型となるが冷房育苗は不用である。 -
平成10・普及「加温抑制トルコギキョウの高品質生産技術 -夜冷短日育苗と短日処理による品質向上-」 (PDF 16.4KB)
11月出しトルコギキョウの高品質生産は5月上旬播種とし、夜冷短日育苗と定植後30日間の短日処理を組み合わせることにより高品質生産ができる。 -
平成10・普及「短日処理による10月出しトルコギキョウの品質向上技術(追補)-育苗期における短日処理効果-」 (PDF 16.3KB)
F1早生品種、F1中生品種では、4月中旬の播種で、育苗期の短日処理を省略して自然日長とし、定植後30日間の短日処理のみで、充分な開花抑制と品質向上効果が得られ、10月に良品を採花できる。 -
平成10・普及「県北沿岸地域におけるトルコギキョウの抑制作型」 (PDF 60.6KB)
県北沿岸地域でのトルコギキョウの作型は、1~3月播種、8~9月出荷が中心であるが、単価が低い傾向にあった。そこで、県北沿岸地域における冷涼な気象を生かした10~11月出し作型を検討した。自然育苗下で5月上・中旬に播種し、定植後も電照開始までは自然日長下で高品質の切り花生産が可能である。 -
平成10・指導「トルコギキョウの短日処理による品種反応」 (PDF 17.5KB)
10月出しトルコギキョウの短日処理効果を検討したところ、品種別の開花抑制及び品質向上に及ぼす効果、障害等の発生が明らかとなった。 -
平成10・指導「りんどう『ポラーノブルー』の最適株間及び仕立て本数」 (PDF 16.9KB)
「ポラーノブルー」は、株間20cm10本仕立てが品質、収量ともに優れている。株間15cm、仕立て本数10本、15本では側枝の発達が阻害され、25cmでは良品生産は可能であるが、収穫本数が減少する。 -
平成10・指導「りんどうの夏播き育苗の定植期」 (PDF 14.9KB)
夏播き育苗した苗を年内に定植する場合は、6月下旬播きであれば10月上旬、7月下旬播きであれば9月下旬が晩限である。これらの苗は越冬して定植することも可能であるが、晩播限界は7月下旬である。 -
平成10・指導「りんどう栄養系鉢物品種の作型及び開花調節法」 (PDF 18.4KB)
栄養系鉢物りんどうは、親株を1月下旬から加温することにより発生した茎を用いて、3月下旬に挿し木を行い、8~9月に出荷する1年苗利用作型と自然条件で管理した親株を5月下旬に挿し木、1年間養成し、翌春に鉢上げを行って商品化を図る2年苗利用作型の2つの方法が可能である。また、1年苗利用作型では、摘心処理で5~10日程度、穂冷蔵、苗冷蔵処理で20~40日程度の開花調節が可能である。 -
平成10・指導「県北沿岸地域におけるラークスパーの春出し作型」 (PDF 14.0KB)
県北沿岸地域では、ハウスの有効利用による花きの長期出荷体系が求められている。その一つとして、冬期間の無加温ハウスを利用したラークスパー(チドリソウ)の12月~1月定植による5月~6月出荷の栽培体系を実証した。 -
平成10・指導「県北沿岸地域でのお盆向け小ぎくの品種と栽培法」 (PDF 47.9KB)
県北沿岸地域での小ぎく栽培は、やませ気象の影響で開花期が遅延し、お盆の需要期に出荷が間に合わず、単価安のため作付け面積が減少傾向にある。そこで、お盆需要に対応した品種及び定植時期について検討したところ、6品種が有望と思われ、定植時期は4月25日以前であった。不織布による定植後40~50日の浮きがけ栽培が、初期生育の促進に効果があることが認められた。 -
平成10・指導「県北地域におけるスプレーギクの長期継続出荷方法」 (PDF 156.2KB)
県北地域においてハウス2回転利用方式を組み合わせることで、7月から12月まで長期に継続出荷することが可能であると実証した。 -
平成10・指導「スターチス・シヌアータの夏秋出し作型における播種期と収量・品質」 (PDF 18.1KB)
春化処理等の低温処理を実施しない夏秋出し作型における播種期は、ソピアで2月上旬~4月上旬、アーリーブルーで2月上旬~3月上旬である。主な採花期間は7月から9月であり、播種期が早いほど収量・品質は向上し、夏出し性が強くなる。播種期が遅くなるにしたがって収量・品質は低下し、秋出し性が強くなる。 -
平成10・指導「チビクロバネキノコバエのりんどう定植株への加害実態」 (PDF 127.7KB)
近年問題とされていたりんどう定植株の枯死症状は、これまでチビクロバネキノコバエの幼虫による食害が原因のひとつとされていた。しかし、本種は健全なりんどう株を積極的に食害するより、土中の菌類が付着したりんどう株または何らかの原因で腐敗の生じた株に誘引され食入している可能性が高い。 -
平成9・普及「品種 切り花用りんどう『ポラーノブルー』」 (PDF 13.7KB)
切り花用品種「ポラーノブルー」は、アレンジメントやホームユース等の新たな用途が期待できるスプレータイプの品種であり、ササリンドウ系とエゾリンドウ系の交配によって作出された栄養繁殖性の品種である。開花期は育成地の北上付近で9月下旬~10月上旬であり、茎全体に側枝が発生する。花色は青紫色で、高温時には花冠先端が外反転する特性を有している。 -
平成9・普及「品種 鉢物用りんどう『あおこりん』」 (PDF 13.7KB)
鉢物用品種「あおこりん」は「いわて乙女」の開花期より遅い9月下旬~10月上旬に出荷できる品種であり、ササリンドウ系の「鉢白」と同系選抜系統「IP」の交配により作出された栄養繁殖性の品種である。既存品種と異なり、花蕾が順次発達・開花するので、適温下で1カ月程度開花を続ける。草丈は30cm程度で揃いが良い。花色は青紫色であるが、花冠外面に淡緑色の縞模様がある。高温時に花冠の先端が外反転する特性を有している。 -
平成9・普及「品種 鉢物用りんどう『ももこりん』」 (PDF 13.8KB)
鉢物用品種「ももこりん」は「いわて乙女」の開花期より遅い9月下旬~10月上旬に出荷できる品種であり、ササリンドウ系の「鉢白」と同系選抜系統「IP」の交配により作出された栄養繁殖性の品種である。既存品種と異なり、花蕾が順次発達・開花するので、適温下で1カ月程度開花を続ける。草丈は20cm程度で揃いが良い。花色は紫がかった桃色であるが、花冠外面に赤紫色の縞模様がある。高温時に花冠の先端が外反転する特性を有している。 -
平成9・普及「プレルーティング処理によるオリエンタル系ゆりの品質向上技術(追補)-処理温度、処理期間-」 (PDF 16.6KB)
主要なオリエンタル系ユリ3種類について処理温度と処理期間について検討した結果、実用的なプレルーティング処理条件が明らかとなった。 -
平成9・普及「短日処理による10月出しトルコギキョウの品質向上技術」 (PDF 19.3KB)
10月出しトルコギキョウの品質向上を図るためには、育苗期及び定植後30日間の短日処理が有効である。短日処理により2~4週間の開花遅延となるため、播種期は早生品種で4月中旬、中生品種で4月上~中旬となる。 -
平成9・普及「アブラムシ忌避資材によるリンドウモザイク病の防除技術」 (PDF 83.1KB)
リンドウモザイク病は、病原ウイルス(CMV)がアブラムシによって伝搬される。アブラムシ忌避資材(防虫テープ)の使用によってアブラムシの飛来は抑制され、その結果、モザイク病の発生が低く押さえられる。 -
平成9・普及「りんどうの出荷調整のための短期貯蔵法」 (PDF 16.2KB)
4℃バケツ冷蔵では4日間の貯蔵が可能である。1℃の氷蔵では10日間の貯蔵が可能である。 -
平成9・指導「りんどうの有効積算温度による開花予測」 (PDF 46.5KB)
本県における早生種「イーハトーヴォ」の開花期は、側芽発生期、着蕾期から予測できる。日平均気温0℃以上の出現日を起点とし平均開花日までの有効積算温度から側芽発生期、着蕾期までの実測値を引いた値を関係式に代入して到花日数を計算する。 -
平成9・指導「りんどう『ポラーノホワイト』の生育不良株の発生防止対策」 (PDF 9.9KB)
生育不良株は、前年生育枝に着生した越冬芽が萌芽し、立茎数が増加することで発生する。また、前年生育枝は灰色かび病の発生源となるため、生育を阻害する場合もある。生育の安定化を図るには、萌芽前に前年生育枝を完全処理するとともに株仕立てを実施することが効果的である。 -
平成9・指導「反射資材の利用によるストックの品質向上技術(1)反射フィルムのマルチ利用」 (PDF 12.7KB)
ストックの主要な2品種(雪波、朝波)を用いて、反射フィルムの利用方法とその効果について検討した。その結果、反射フィルムのマルチ利用により曲がりの発生が減少し、花穂長や花径が増大するなど品質の向上が認められた。 -
平成9・指導「県中南部りんどう畑の土壌環境実態」 (PDF 35.8KB)
西和賀地域、石鳥谷地域でりんどう圃場の土壌調査を実施した。その結果、土壌pHと石灰含量は低い傾向にあり、現行の「維持すべき基準値(暫定値)」より著しく低い圃場も見られた。逆に加里とリン酸は富化していた。土性は、いずれの地域も強粘質土壌の割合が高く透水性は低いと推定され、滞水している圃場もあった。特に、強粘質土で排水性に問題のある石鳥谷地域では、L品規格割合が低く、「マシリイ」で1割、「イーハトーヴォ」で2割であった。 -
平成9・指導「りんどう病害虫の発生予察調査基準」 (PDF 43.3KB)
平成3年度から9年度まで、本県、福島県および栃木県においてりんどう主要病害虫の発生生態、および現地における発生状況を調査し、得られた資料を基にして発生予察基準を設定した。この調査方法に従い各生産地域において主要病害虫の発生予察を行うことによって、防除開始時期や効率的防除の資となる。
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