飼料用水稲新品種「たわわっこ(岩手122号)」の現地検討会を開催!
平成29年度に岩手県の水稲奨励品種に採用され、平成30年度から本格的に栽培が始まった飼料用水稲「たわわっこ(岩手122号)」は、早生の「つぶみのり」よりも倒れにくい特性をもった新品種です。
県北農業研究所では、平成29年度から「たわわっこ」について実証圃を設置して、栽培方法の試験を行っています。新品種の「たわわっこ」について栽培特性などを把握していただくことを目的に、8月28日に現地検討会を開催しました。検討会には実証圃生産者、農協担当者、普及センター・県庁担当者など16名が参加しました。
はじめに、県北農業研究所内と軽米町内の現地実証圃を見ながら、品種特性や施肥量の違いによる反応等を確認しました。「たわわっこ」は穂の数が他の品種より少なめですが、一つの穂に多く粒がつくことが特徴で、品種の特性にあわせ、収量を確保できるような施肥試験を行っていることを説明しました。
その後、県北農業研究所の会議室に移動し、試験の途中経過について報告し、また各地域での飼料用米等の栽培状況や課題等を情報提供していただき、課題解決に向けて情報を共有しました。県北農業研究所では「たわわっこ」の特性を十分に発揮できる栽培法の確立に向けた試験研究を通じて、農家の所得向上を支援していきます。
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軽米町の実証圃を確認する参加者たち
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実り始めた「たわわっこ」の穂
(県北農業研究所作物研究室 専門研究員 下川原 智)
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