田んぼにまだ残していませんか? ~ 補植用取置苗に注意!
病害虫防除所では、6月前半まで田んぼでの「補植用取置苗」の放置及びいもち病(葉)の発病状況を調査しました。取置苗を放置している田んぼは年々少なくなってきているものの(平成30年:5.9%/平年:12.9%)、平成30年もこの取置苗でいもち病(葉)の発病が確認されています。
この取置苗は、密植で軟弱な状態にあり、いもち病の病原菌にとっては格好のエサ(感染しやすい状態の苗)になっています。6月下旬からは、いもち病菌が、田んぼのイネの葉に感染し、発病しやすい気象条件が続きます。取置苗はすでに処分されていると思いますが、もしや?と心当たりのある方は、改めて田んぼを見回り、速やかに土中に埋めるなど、処分しましょう!
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取置苗の放置状況(田んぼの写真)
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取置き苗に発病したいもち病の様子
(岩手県病害虫防除所 主任主査 猫塚 修一)
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