「北限のゆず」の花が満開 ~ 樹形改善効果で収量アップ!

ページ番号2005090  更新日 令和4年5月17日

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 陸前高田市の「北限のゆず」が平成30年も開花期を迎えました。市内の所々に点在するユズの樹から、さわやかな香りが漂ってきます。

 農業研究センターでは、平成25年から「食料生産地域再生のための先端技術展開事業(先端プロ)」を活用し、「北限のゆず」のブランド化支援を行ってきました。その中で、地域の課題であった樹高が高い既存樹の樹形改善について検討し、せん定による低樹高化や日当たりの改善により、収量や収穫効率が向上することを明らかにしました。

 その試験樹が、本年もたくさんの花を咲かせています。市内では、この樹形改善技術を普及させようという動きが広がってきており、当センターでも、せん定研修会などを通じ、引き続き支援を行っていきます。一方、新たに植栽を進めている苗木も結実が始まってきており、ますます生産量が増加してきそうです。今後の「北限のゆず」の発展が楽しみです。陸前高田市を訪れた際には、ぜひ「北限のゆず」を味わってみてください!

  • 満開のユズの花の写真

    満開のユズの花

  • 収穫期を迎えたユズの樹の写真

    収穫期の樹形改善樹

(技術部果樹研究室 主査専門研究員 浅川 知則)

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