“金&銀コンビ”の施肥を省力化 ~ 「金色の風」「銀河のしずく」用・基肥一発肥料の開発試験
平成28年、29年にそれぞれデビューした、岩手県オリジナル水稲品種「銀河のしずく」と「金色の風」はブランド確立に向けて推進している品種です。
生産環境研究室では、これら品種の食味や収量性等を確保しつつ、追肥労力の削減が可能な基肥一発肥料の検討をしており、平成30年度で「銀河のしずく」は3年目、「金色の風」は2年目の試験となっています。
それぞれの品種の追肥適期に肥料が溶出するように、緩効性肥料の種類や配合割合を変えた試作肥料を用いて試験をしています。本年度の試験では、過去の試験結果を踏まえ「銀河のしずく」は試作肥料1種類、「金色の風」は試作肥料と市販されている肥料の2種類を検討します。
また、この試験は農業研究センター場内の試験と併せ現地実証も行い、「銀河のしずく」は、紫波町、宮古市、住田町の3箇所、「金色の風」は一関市と奥州市の2箇所で試験を実施します。今後は普及センターと連携して調査を進め、肥料の市販化を目指していきます。

(環境部生産環境研究室 専門研究員 小田島 芽里)
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